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2019年12月30日 (月)

明治30年の「小県郡全図」

 昨日、真田幸村の佩刀を模したペーパーナイフを取り上げました。
 真田といえば、しばらく前に、長野県小県郡の地図を入手していました。明治30年のものです。
M30chisagata01

 下部に方位マークがあります。これを見ると左下が北になります。
 普段、上が北の地図を見慣れている身には、それ以外の向きのものは苦手です。(^_^;
 地図は左右いっぱいに描かれていますので、この向きが最も紙の節約になるのでしょう。

 左上隅には「上田學校褒賞之章」という朱印が捺してあります。
M30chisagata02

 この地図の持ち主は上田学校(現在の上田高校かとも思いますが、裏付けが取れません)の生徒で、なにかのご褒美にこの地図を貰ったのでしょうね。

 地図の中央部やや左に上田町があります。この地図上で市街地になっているのは上田町だけのようです。
 アップです。
M30chisagata03

 現在の上田市の北東に真田町があります。真田氏発祥の地とされます。
 真田町には1度だけ行ったことがあります。池波正太郎氏が揮毫した「真田氏発祥の郷」の石碑があります。
M30chisagata06

 この地図で「真田」を探しましたが、肉眼では見つけることができませんでした。
 地図をスキャンし、それを拡大して、やっと見つけました。
 下の画像の左側に大きな字で「長」とあります。そのすぐ右側です。郵便局のマークもあります。
M30chisagata04

 安易にウィキペディアを使って調べたところ、真田町の沿革は以下の通りでした。

  明治9年 真田村・横尾村・横沢村・大日向村が合併して長村となる
  昭和33年 長村・傍陽村・本原村が合併して真田町となる
  平成18年 上田市・丸子町・真田町・武石村が合併して上田市となる

 明治9年以前(たぶん江戸時代以来)に真田村があったのですね。それが明治9年に他の3村との合併で長村となって、真田村は消滅。でも、大字として真田の名は残ったのでしょう。それが地図の状態と思われます。
 その後、昭和33年の合併で長村は他の2村と合併して真田町となります。「真田」が町名に選ばれたのは、その知名度によるものでしょうか。
 平成の合併で真田町は上田市になってしまいましたが、「真田」の名は、上田市真田町として存続しています。

 この地図を見ていたら、「室賀」の名が目に入りました。上田町の右下(西)です。「上室賀」「下室賀」も。
M30chisagata05

 NHK大河「真田丸」で、真田昌幸に謀殺された室賀正武(演じたのは西村雅彦)という武将が登場しました。小県郡の豪族ということでした。きっとこの地が根拠地だったのでしょう。
 上田を挟んで、東に真田、西に室賀という関係になります。

 いろいろと楽しいです。(^_^)

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