ぐんま県民カレッジで講演(3)
今日は中之条で吾妻教育事務所主催の講座をしてきました。先々週に続き3回目です。
タイトルは「上野国東歌をよむ~群馬県北部の歌を中心に~」です。今回が最終回になります。
初回の「令和」ゆかりの梅花宴序と歌に続き、第2回目は大伴旅人を取り上げましたが、今回はその流れは受けずに上野国東歌にしました。
会場の中之条町内の沢渡神社境内に万葉歌碑があるので、それにちなむ話をすることで万葉集により親しんで貰えるかと思ったのです。
成果があれば幸いです。
レジュメはこちら。
レジュメの他に、スクリーンで地図や写真も見て頂きました。
今回は時間を間違えるという大失敗をしてしまいました。
時間は14:15~15:45の90分だったのですが、終了時刻を16:00だと思ってしまい、ちょっと早目に終わったものの、15:55頃まで掛かってしまいました。時間を間違えたのは初めてだと思います。
でも、皆さん、所定の時間を過ぎても普通に聴いてくださいました。ありがたいことです。
そもそも14:15~15:45という設定が中途半端ですよね。こういうの普通ないです。
ま、自分で決めたのですけど。(^_^;
会場の最寄り駅のある吾妻線は本数が少なくて、上下線とも1時間に1本ずつくらいです。
それで、往復の便を考えた結果、こういう時間設定になりました。
中之条駅の干し柿。
前回よりも乾燥してきたように見えます。
駅のホームから見た山。
紅葉が進んでいます。
一昨日のブログで取り上げた明治42年の「名所かるた」の歌の出典調べ、進んでいます。
ところが、万葉集や古今集の歌もある一方で、国歌大観に載っていない歌が8首ありました。
国歌大観に載っている歌の中にも、作者が契沖、賀茂真淵、村田春海、加藤千蔭などもいます。
範囲が広いです。国歌大観に載っていない8首の作者も、あるいは近世の国学者の可能性もありそうです。
さらにあるいは近代の歌もあるのかも……。
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