明治27年の定宿帳
時々取り上げる題材ですが……。(^_^;
今回入手したのは明治27年のものです。
道順は、東京から東海道を通って伊勢へ。伊勢から奈良へ。奈良から大阪・京都へというコースです。
伊勢から奈良へ行く途中。
左端の「はせ」の手前に「はい原」があります。榛原の宿は、以前三友亭主人さんが書いていらした本居宣長ゆかりのあぶらやですね。
上の方には絵が描いてあります。簡単な絵とはいえ、絵があるとなんか楽しいです。
三本松のところに、「北条時頼手植ノ松」との記載があります。鉢の木などと同様、時頼の回国伝説の1つなのでしょう。
さて、いよいよ奈良と思って次のページを見たら、路線図のみでした。(^_^;
奈良のところには「うをや」とあります。例の魚屋佐兵衛、魚佐旅館ですね。
次のページも路線図のみ。
その次のページが大坂と西京で、ゴールです。
明治27年でも大坂はこざと偏ではなく、土偏です。両方併存していたのでしょう。
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