「日本誕生」の台本
「日本誕生」という東宝映画があります。
昭和34年の作品で、東宝の制作本数1000本の記念作品です。
メインストーリーは倭建命ですが、途中、天石屋戸と八俣大蛇の話が挿入されています。
その台本を入手しました。
ただしこれ、横長ですし、裏表紙に「非売品」という記載もありますので、撮影に使われた台本そのものではないと思われます。
横長では役者さんが手に持つのも不便でしょう。
キャストのページの冒頭。
三船敏郎がスサノヲとヤマトタケルの二役です。スサノヲと小碓命の両方に名前が載っているのは当然として、日本武尊のところにも載せているのは余計と思います。(^_^;
焼津の火難の部分。
この映画では、ヤマトタケルが焼き殺されそうになったとき、その傍らに弟橘姫がいたことになっています。古事記における「さねさし」の歌を思えば、この設定はアリかと思います。
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コメント
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左卜全さんが天御中主ですか・・・るほどね。
三船敏郎さんスサノオとヤマトタケルのダブルキャストですね。
やはり・・・ねえ。あの猛々しいイメージは、ほかのやうしゃさんではそうそう出せないもんでしょうからねえ。
投稿: 三友亭主人 | 2019年8月 5日 (月) 23時02分
三友亭主人さん
映画(DVDですが)を見ていたときは、左卜全が誰を演じているのか分からなかったんです。この台本で知りました。
天照大神に天の石屋戸から出て貰うための算段をしているシーンに、左卜全いました。(^_^)
三船敏郎はどちらの役もぴったりだったと思います。とすると、スサノヲとヤマトタケルとはイメージが重なり合う部分があるということになりそうですね。
悲しみを秘めた猛々しさ。
ヤマトタケルの熊襲討伐の折、ヤマトタケルが女装する部分はさすがに違和感がありました。(^_^)
投稿: 玉村の源さん | 2019年8月 5日 (月) 23時13分