同窓会名簿の選挙利用
先日、はがきが来ました。一瞥してすぐに捨ててしまいましたので、詳細は記憶があいまいですが、差出人は同じ出身高校のAさんです。私は11期生、Aさんは24期生とのことで、だいぶ学年が違うので、知らない人です。
内容は、参院選に立候補している友人のBさんを推薦しますということでした。
同窓会名簿を使ってはがきを出したのでしょうね。
違和感を覚えましたが、今回のはがきがきっかけでBさんに投票しようとか、投票するまいとか、そういう風に心が動くことはありませんでした。ま、無駄なはがきだったということです。
ちょっと、昭和の選挙と言いますか、地縁・血縁ならぬ学縁といえましょう。昔はこういうはがきがそれなりの効力を発揮することもあったかもしれませんが、今どきはこういったはがきで投票行動が左右されることはあまりないのではないでしょうか。
それからしばらくして、同窓会のメーリングリストがその話題で活性化しました。そういうはがきがうちにも来た、違和感を覚えた、政治や宗教に同窓会名簿を使うのはいかがなものか、本来の趣旨から外れた名簿利用ではないか、という意見から始まり、やがて、名簿廃止とか、名簿に住所を載せることについての意見とか、そういう方向にも発展して行きました。
個人的には、今回のはがきの件は、アウトかセーフかなかなか微妙だと思います。でも、それが名簿のあり方にまで発展してしまったのなら、その意味では不適切な行為だったと言えるかもしれません。
結局、Aさんの同期生でAさんと親しいという人がAさんに話をしてくれたそうです。Aさんはメーリングリストに入っておらず、メーリングリストのやり取りは全く知らなかったそうで、大いに驚き、反省もして、今後はもうそういうことはしない、ということで、同期生内で決着しました。
名簿のあり方は今後の課題となりそうです。
昔は、学会誌に新入会員や転居した会員の住所が載っていましたね。書籍の奥付あたりに著者の住所が載っていることもしばしばありました。情報化社会で、様々なできごとがあり、世の中、大きく変わりましたね。
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