岩波文庫万葉集の令和カバー
岩波文庫本『万葉集』の第2冊には巻五が収録されています。その第2冊に新しいカバーが付きました。数量限定のようです。
西本願寺本の該当箇所です。
このカバーと外すとまたカバー。これが本来のカバーです。
こちらは金沢本です。
ということで、カバーが2枚掛かっていると言うべきか、あるいは外側のカバーはカバーではなくてフルサイズの帯ということになるのかもしれません。
外側のカバー(または帯)の折り返しには次のような解説が付いています。
ふと、この刷は改元の令和元年5月1日の奥付ではないかと思い至り、早速見て見ました。
う~ん。確かに日付は改元日ですが、西暦ですね。(^_^;
岩波は、本の奥付に西暦を使う方針ですから、普通はそうなるのでしょうけど、でも、せっかく発行日を改元日にし、こういう特別のカバーを掛けたのに……、という気がします。(^_^;
昨日ネットで見た情報に依れば、角川ソフィア文庫本『万葉集』(伊藤博氏)の当該冊(こちらは第1冊になります)の増刷の奥付は令和元年5月1日だそうです。大井町の書店に立ち寄って見てみましたら、この本が2冊ありましたが、奥付はまだ平成のでした。
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なるほどね、その手がありましたね。
本屋さんもいろいろ考えますね。このブーム(?)に乗っからない手はありませんものね。
投稿: 三友亭主人 | 2019年4月25日 (木) 22時30分
三友亭主人さん
突如万葉集に光が当たるとは誰も考えていなかったでしょうね。(^_^)
長期に亙る出版不況の中、出版者や書店には、この千載一遇のチャンスを大いに利用して貰いたいです。
投稿: 玉村の源さん | 2019年4月25日 (木) 22時42分