洗足池をゆく(3)社寺編
洗足池の周囲には3つの社寺があります。
西に千束八幡神社。池月橋という橋を渡った先にあります。
社伝によれば、この神社は平安前期の貞観2年(860)に宇佐八幡宮を勧請して創建されたとのことです。祭神は品陀和気之命(応神天皇)。奥州に向かう八幡太郎義家や、伊豆で挙兵した頼朝が千葉から鎌倉に向かう途次、立ち寄ったと伝えられているそうです。
鳥居。
社殿。七五三の時期ですね。
狛犬が鎮座しています。向かって左側。
向かって右側。
「狛犬さん 阿」「狛犬さん 吽」というように、対の狛犬は阿吽の形をなしているのだと思っていましたが、これらの狛犬の口は同じように見えます。
向かって右側の狛犬の台座の裏に年紀が入っていました。
「天保」の下の1字が少し欠けているようで文字が良く読めません。その下は「丁酉」でしょうか。「丁」の横画が短いように思えます。ただ、天保年間に酉年は1回しかなく、その年は丁酉です。そして天保八年。
ということで、ここは「天保八丁酉年/九月大安日」とあるようです。
洗足池の北には弁天島があり、そこに洗足池弁財天が鎮座しています。
池越しの遠景。
鳥居と社殿。
社殿に掛かる額。
由緒書。
祭神は天照大御神と須佐之男命とのウケヒの折に生まれた市杵島姫命です。
洗足池の南東には御松庵という寺院があります。このお寺には日蓮上人ゆかりの松の木があります。
下の画像、松の木が2本見えます。
中央から右上に伸びる松と、画面の左側にあってやや右側に向かって伸びている松です。2本とも袈裟懸松だそうです。
右側の松の碑。
六代目とあります。
左側の松の碑。
こちらには何代目とも書いてありません。五代目か七代目なのでしょうね。
境内には日蓮上人の像もありました。
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