枝葉ぼこり
10月3日に「どさくさの枝シュレッダー」という記事を載せました。道を挟んだお向かいの家が取り壊し中なのに乗じて、普段は騒音を気にして存分に使えない枝シュレッダーを気兼ねなく使えたという内容でした。
やがて取り壊しが終了し、滅多にないチャンスが失われてしまいましたが、チャンス再来。
更地になった土地に建て替えの工事が始まりました。また騒音が出ています。(^_^)
そんな訳で、今日またどさくさに紛れて枝シュレッダーを使いました。今回は数年前に伐って物陰に放置していた枝葉も処理しました。
そうしたら、枝シュレッダーを使っている最中、煙が出てきました。摩擦熱で発火したのかと思いましたが、そうではなく、細かく粉砕された枝葉が煙のように舞ったのでした。正体はいわばほこりですね。
予期せぬことで、慌ててカメラを取ってきましたが、その時にはもうかなり下火になっていました。残念です。
乾燥の度合いが高いと枝葉がほこりになるのでした。これを「枝葉ぼこり」と命名します。←勝手な。(^_^;
日国の見出し語を後方一致で検索してみたところ、「すなぼこり」「つちぼこり」「わたぼこり」など、おなじみの語はありましたが、「えだぼこり」「はぼこり」「えだはぼこり」はいずれも存在しませんでした。
ぬか‐ぼこり【糠埃】(糠のほこり。細かい糠が散り、舞っていること。)、むぎ‐ぼこり【麦埃】(麦刈りの頃、麦打ちなどのためにたつほこり。)などがありましたので、「枝葉ぼこり」もあっておかしくないと思います。
辞書に載せるとしたらこんな感じになりますかね。
えだは‐ぼこり【枝葉埃】
〔名〕乾燥した枝葉を踏んだり、枝シュレッダーに掛けたりしたときに、枝葉が細かく粉砕されて埃状になったもの。*まほろば〔2018〕10月25日「乾燥の度合いが高いと枝葉がほこりになるのでした。これを「枝葉ぼこり」と命名します。」
《参考》「隣のオヤジが盆栽の枝葉ぼこりをするのが鬱陶しい」などと使われることがあるが、これは本来は「埃」の意味であるのを「誇り」と誤解したことによって生じた誤用。
枝葉ぼこりを浴びて、ズボンが汚れてしまいました。
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楽しく拝読しました。
何冊もの辞書の執筆をされている源さんならではのブログですね。
拝見したところ、かなりの埃のようです。
マスクをなさることをおすすめいたします。(すでに使われていましたら、失礼いたしました。)
投稿: 朝倉山のオニ | 2018年10月25日 (木) 21時11分
朝倉山のオニさん
コメントをありがとうございます。
特に、インチキ辞書項目を拾ってくださってありがとうございます。♪
嬉しゅうございます。(^_^)
マスクのアドバイス、ありがとうございます。枝葉ぼこり(早速使ってます)が発生することは全く想定外でしたので、マスクはしていませんでした。吸い込んだら、身体に悪そう。
強力な粉砕機能で木端がかなり飛び散りますので、ゴーグルもした方が良さそうです。
ありがとうございます。
投稿: 玉村の源さん | 2018年10月25日 (木) 21時28分