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2018年9月23日 (日)

ゆききの岡(3)

 昨日、万葉文化館でのシンポジウムと兼ねて、懸案の「ゆききの岡」の探索もしてきました。

 「ゆききの岡」から撮影したという戦前の絵はがき。
Asukameisho08
 万葉文化館の展望ロビーからの撮影。
Yukiki08
 かなり雰囲気は似ていると思われます。ポイントの1つ、耳成山と香久山の裾野の重なり具合はよく似ていますが、万葉文化館からの撮影の方が、裾野はより大きく重なっています。とすると、絵はがきの写真は万葉文化館よりももう少し西(左)からの撮影ということになりましょうか。
 耳成山の西(左)側に複数見えている森のような岡のような様々な固まりも、上の2つの写真では必ずしも一致しませんが、もう少し西から撮せばかなり重なってくるように思います。

 以前、「ゆききの岡」に、Kさんから「万葉文化館のすぐ横(西)の高台」ではないかとの御指摘を頂きましたが、実際に現地に来てみると、よく納得できました。

 館内で、乾善彦先生、井上さやか先生、大谷歩先生が一緒にいらっしゃるところに遭遇しましたので、絵はがきの写真を見て頂いたところ、お三方とも同意見でした。大谷先生からは飛鳥寺の瓦窯ではないかとの具体的なご意見を頂きました。

 瓦窯の位置は以下の通りです(中央付近の「1」とある場所)。
Yukiki09
 瓦窯の解説板。
Yukiki10
 瓦窯の発見された岡(北側から撮影)。
Yukiki11
 Kさんのおっしゃる「万葉文化館のすぐ横(西)の高台」も同所と思われます。

 瓦窯の少し北から見た飛鳥寺。
Yukiki13
 絵はがきの左端に写っている建物。
Yukiki07

 この絵はがきにいう「ゆききの岡」は瓦窯の岡と見て良いようです。

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コメント

 ついに「真実が明らかに」なりましたね。

 源さんの研究心探究心には圧倒されます。

 結論が出てすっきりなさっていることでしょう。

 絵はがきは白黒なのでお天気は分かりませんが、遠くの山々の霞具合をみると、源さんが今回撮られた時と同様、薄曇りなのかもしれないと思いました。
 

絵葉書の飛鳥寺の手前の北に走る道にもっと早く気が付くべきでした。
それにしても、源さんの探求心には・・・本当に頭の下がる思いです。

朝倉山のオニさん

 ありがとうございます。
 正解にたどり着けたようで嬉しいです。♪
 瓦窯の岡は、今はあんな状態になってしまっているので、上に登って写真を撮ることは無理でしょうね。それが残念です。

 今回、本当に天候に恵まれました。
 1週間ずっと週間予報を見ては一喜一憂していました。
 当日の朝も雨で。ただ、予報どおり午後から晴れましたので、幸いでした。

三友亭主人さん

 ありがとうございます。
 執念ですね。(^_^; ま、サガです。

 あの道、確かにポイントでしたね。私は最初、ゆききの岡を甘樫丘かと思っていましたので、あの道は雷の交差点と奥山の交差点とを通る道かと思っていました。角度が90度も異なりました。

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