国宝木簡手ぬぐい
こういうものを手に入れました。
木簡を図柄にした手ぬぐいです。解説書が付いています。
去年、平城宮出土木簡が国宝に指定されたのを記念して作ったもので、奈良文化財研究所監修です。
奈文献か飛鳥資料館に行かないと買えないのかと思っていましたが、ググってみたら、神田神保町の六一書房の通販で買えることが分かり、それで入手しました。
全部で32点の木簡が載っています。
下の写真で中央にあるのは、参河国篠島からサメの干物を贄として輸送した荷札木簡です。
ワニでなくサメです。愛知大学で開催された三遠南信の研究集会で発表したときに、これを含む参河の木簡をあれこれ見た(写真と釈文ですが)ことを懐かしく思い出しました。
下の写真で右側は、若狭国の遠敷郡青郷からイワシの干物を納めた木簡です。
郡郷名は二字表記にするようという朝廷の命に従って、遠敷(ヲニフ)郡はいち早く二字になった(小丹生→遠敷)のに、その郡内に所在するのに青郷はなぜか奈良時代末期まで「青」の一文字を通したという不思議な事例です。
木簡は、当時書かれたままの文字がそのまま残っていて興味深いです。
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これ、結構評判になってますよねえ・・・
それにしても、こんなに早く手に入れるなんて・・・さ・す・が・・・ですなあ。
投稿: 三友亭主人 | 2018年9月14日 (金) 22時17分
三友亭主人さん
あ、評判になっているのですか。
ユニークですものね。
木簡好きとしては、やはり手に入れたくなりました。
通販は便利。(^_^)
あれこれ片づけなくてはいけないのに、モノが増えるばかりで、少しも減りません。(^_^;
投稿: 玉村の源さん | 2018年9月14日 (金) 22時23分