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2018年7月20日 (金)

「王朝文学の楽しみ方」聴講

 今日は、群馬県立女子大学で、シンポジウム「ことばとの出会い」の第1回「王朝文学の楽しみ方」が開催されました。国文学科の主催です。
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 内容は、国文学科学科長市川祥子先生の挨拶に続き、成蹊大学の木谷眞理子先生の講演「『伊勢物語』十四段を読む」、東京女子大学の今井久代先生の講演「ことばは世界を切り取る 「かわいそうで、見てられない」」、そして、短時間ではありましたが、会場からの質問と、それに対する応答もありました。

 木谷先生の講演は、伊勢物語の第十四段における語り手に焦点を当てたお話しでした。私などは、物語の語り手=作者と思い込んでしまっていましたが、今日のお話では、語り手も作者がそのように設定したもの(←という風に理解しました)ということで、新鮮な思いがしました。

 今井先生の講演は、意味のよく似た言葉「いとほし」と「心苦し」との違いを、源氏物語の明石君の子別れの部分と、同じく女三の宮出家の部分とを例にして論じられました。実証的なお話しでしたが、ちょっと時間不足の感がありました。じっくりと伺いたかったです。

 学生、一般の方、たくさんの来聴者があり、盛況でした。

 受付に芳名録がありました。在学生以外はそこに名前を書いて、「高校生」「大学生」「一般」の何れかに○を付けるシステムです。「ううむ」としばし考えて、「高校生」に○を付けておきました。(^_^)

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