「大軌・参急・関急電鉄沿線図」
どこかに行かないと、どうしても手持ちの資料の紹介などが主になります。(^_^;
このような鉄道路線図を手に入れました。現在の近鉄の前身にあたる会社です。
いつのものか、年代が書かれていないので分かりませんが、昭和10年代の後半と思われます。細かく見て行けば、手がかりがかなりありそうなのですが、怠けました。(^_^;
先日話題にした小房の路線も載っています。
これを見ると、橿原神宮前駅の他に、橿原神宮駅もありますね。
前に書いたように思いますが、大軌は天理駅ですが、省線は丹波市駅です。そして、天理駅から平端駅までは今と同じですが、その先が法隆寺駅まで続いています。この路線が残っていたら便利だと思います。
伊勢方面。
宇治山田から松阪方面への路線が、現在の路線の他に、その西側にもう1本あります。これは今まで知りませんでした。この地図の時点では同じ会社になっていますが、合併前は別の会社の路線だったようです。それでは競合してしまいますね。
裏面は「車窓から」というタイトルで、沿線の名所案内になっています。
タイトルの脇の写真。
この時代は、和服の女性がまだまだ多かったのでしょうかね。特に旅行の折などのおしゃれ着として。
【画像追加】
3月13日に頂いた三友亭主人さんのコメントに関して画像を1枚追加します。
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一番上の大きな写真ですが・・・
田原本から桜井の方に一本線路が伸びてますよね。
「やまでん」と地元では言われているやつで
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%92%8C%E9%89%84%E9%81%93
に詳しいですよ。
奈良には今よりももっといろんな路線があったようですが、経営がうまくいかなかったのと、戦時中の鉄の供出に関わって、大幅に路線が縮小されたんだと年配の方からは聞いています。
投稿: 三友亭主人 | 2018年3月13日 (火) 22時27分
三友亭主人さん
コメントをありがとうございます。
この路線はうっかり見落としました。
1番上の画像はあまりにも小さいので、頂いたコメントに応ずる画像を追加しました。
なるほど、確かにこの路線は今はもうありませんね。「新田原本」が「西田原本」と名を変えて、そこから北西方面だけは現存していますけれども。「大和鉄道」と書いてありますね。これが「やまでん」なのですね。
戦時中の鉄の供出に関わって廃線になった路線については、蜂矢先生から伺ったことがありました。
投稿: 玉村の源さん | 2018年3月13日 (火) 22時54分