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2018年1月19日 (金)

『角川新字源』改訂新版(続)

 昨日ブログにアップした記事「『角川新字源』改訂新版」が、早速版元の編集部の方のお目に止まり、今日メールを頂きました。以前、私も関わった『古典基礎語辞典』で大変にお世話になった方です。

 メールによると、特装版(昨日ご紹介したものです)はやはり若者向けを意識して作ったそうですが、意外とベテラン世代の教員にも人気だそうで、通常版・特装版ともに売れ行き好調だそうです。

 出版不況といわれる今日、紙の辞書が、しかも漢和辞典が売れ行き好調というのは嬉しいことです。

 開きの良い造本もポイントだったようで、取り上げて良かったです。(^_^)

 しかし、昨日朝倉山のオニさんに教えて頂くまで、中央の女の子が「子」の形になっている(上方のウ冠と併せて「字」の形になっている)ことに全く気づかなかったのは、何とも迂闊でお恥ずかしいことでした。(^_^;

 望遠鏡は真理の探究の象徴、ペンは文筆の象徴としか考えなかったのです。ちゃんと形を構成していたのですねぇ。

 足もとの影もちゃんと「字」になっていました。
Shinjigen09
 ブログに載せるために特装版を選んだのでしたが、今はこの箱の絵、大いに気に入りました。特装版を買って良かったです。(^_^)

 その後、また頂いたメールで、「新字源」の「新」の字や「源」の字、そして角川ビルも描かれているとのことでしたので、探してみました。(^_^)

 箱の裏側です。
Shinjigen10
 「新」の字は分かりやすいですね。

 角川ビルは右端、下の方にあります。
Shinjigen13
 「源」の字は左端に滝のように見えているのがツクリの部分です。まさに源流の絵。

 サンズイは箱の内側、折り返しの部分にあります。
Shinjigen11_2
 合成すればこのようになります。(^_^) 源さん登場。
Shinjigen12

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コメント

 なかなか凝っていますねえ。折り返しにも描かれているのですか。

 表紙の馬の首?と前足?は、箱の背表紙にありますね。

 女の子の影とは逆に、馬や犬や鳥の影が動物の形をしているのも面白い発想だと思いました。

 ところで、真ん中の『新字源』と比べて、新版は若干大判のようですが、字の大きさはどうでしょうか。(大きかったら買おうかと 笑)

朝倉山のオニさん

 ほんと、凝ってます。(^_^) 見ていて楽しいです。

 仰るように、女の子と、馬や犬とで、本体と影とが逆になっているのも面白いですね。

 馬の首と前脚は、コメントを拝見してから気づきました。(^_^; 箱全体をフルに使っていますね。

 「源」の字の偏が箱の内側に廻っているというのも面白いです。

 文字の大きさは、真ん中の『新字源』と比べて明らかに大きいです。見た目で何ポイントかは分かりませんが、前の版よりずっと読みやすいです。また、2色刷なので、それも読みやすさにプラスになっています。

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