コンピューターで全漢字使用可に
今日の分はもうアップしてしまいましたが、NHKの7時のニュースでこんなのを見ましたので、これもアップしてしまいます。
NHKニュースウェブにも載っています。「コンピューターで全漢字使用可に 6万字コード化」という記事です。
IPA=情報処理推進機構と経済産業省とが、およそ6万字の漢字1つ1つに、コードを割りつける作業を進めていて、その作業が15年越しでようやく完了し、国際規格として登録されたとのことです。
記紀万葉集を初めとする上代文献には、JISにない漢字が色々あります。それらは必要に応じて外字を作成してきましたが、自作の外字は閉ざされた世界の存在ですので、汎用性がありません。大いに不便を感じていましたので、それが解消されそうなのは大きな朗報です。
今後、いつごろ、具体的にどんな形で使えるようになるのでしょうね。関心を持って見てゆきたいと思います。
画像が無いと寂しいので、何か貼っておきたいと思いましたが、適当なものが見つかりません。そこで空飛ぶぐんまちゃんの写真を貼りました。今回のことが画期的、飛躍的なことでしたので、「飛翔」というイメージです。(^_^)
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6万字コード化とはすごいですね。
情報処理推進機構と経済産業省が,この作業をしたのですか?
公務員の数を抑制するとか,文化的な予算をを削減するとか言われますが,
こういう地道なところにお金を使っていくことは,大切なことだと思います。
この事業にたずさわった関係者の皆さんに,感謝したいですね。
投稿: 萩さん | 2017年12月25日 (月) 09時35分
萩さん
今回のことは、どうも行政上の必要性から来たもののようです。戸籍の人名や地名表示の必要ということが大きいように思われます。
6万字の中身が分かりませんが、諸橋大漢和が5万字なので、それプラス戸籍上の人名・地名(それらの多くは異体字と思われます)ということかもしれません。
昨日は単純に喜んでいたのですが、6万字の中身次第では、まだ足りない字があるかもしれません。(^_^;
投稿: 玉村の源さん | 2017年12月25日 (月) 14時08分