「大東京立体地図」
こういう地図を入手しました。昭和33年発行の地図ですが、現物ではなく、人文社の複製です。
私が都内に越してきたのが昭和32年でしたので、ほぼそれに近い頃です。昭和39年の東京オリンピックに向けて、東京は大きく変わって行くことになります。この地図は、まだ東京が変わり始める前ですね。
収録範囲は、北、西、南は山手線よりもほんの少し外側まで。東だけは、山手線の範囲を超えて、隅田川のあたりまで含みます。当時の「東京」の範囲を考える上でも興味深いです。
渋谷付近。
プラネタリウム、東急文化会館というのが懐かしいです。赤い点線の路線はトロリーバスだそうです。
新宿付近。
淀橋浄水場があります。今の都庁のあたりですね。三越や伊勢丹も、「ああ、そうそう」という感じです。新宿コマ劇場もありますけど、行ったことはありませんでした。
東京タワーのあたり。
東京タワーは昭和33年の12月竣工だそうですので、この地図を作っている最中はまだ完成していません。よく見ると、この東京タワー、なんか周囲と馴染んでいないというか、あとから貼りつけたような感じがします。
« 浜木綿の実、さらに充実 | トップページ | ハチ公の足もとに犬 »
「地図・航空写真」カテゴリの記事
- 明治10年の『新撰年代記』(3)地図(2021.02.03)
- 生きていた油坂池(2020.11.30)
- 前橋・高崎の地図展補足(2020.10.26)
- 前橋・高崎の地図展(2020.10.24)
- 奈良の「つなや」と「魚佐」(2020.09.18)
コメント