「天理図書館 古典の至宝」展
9月から11月に掛けて、天理参考館でこのような特別展が開催されます。
天理参考館のHPによれば、詳細は以下の通りです。
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特別展「天理図書館 古典の至宝 ―新善本叢書刊行記念―」
2015年4月から刊行が始まった新天理図書館善本叢書に収録される中から、重要文化財『古事記』(道果本)や国宝『日本書紀』(乾元本)などの国史古記録、国宝『類聚名義抄』(観智院本)などの古辞書、『源氏物語』(池田本)や室町時代末から江戸初期にかけての奈良絵本、西鶴・芭蕉・蕪村の自筆資料など、国宝3点・重要文化財10点を含む古典籍70余点を三期に分けて展示いたします。
◆会期:2017(平成29)年9月16日(土)~11月27日(月)
一期:9月16日(土)~10月9日(月)
二期:10月11日(水)~11月6日(月)
三期:11月8日(水)~11月27日(月)
◆会場:当館3階企画展示室1・2
[出品予定資料]
一期:重要文化財『古事記』道果本、国宝『日本書紀』乾元本(上)、『源氏物語』池田本、奈良絵本、連歌俳諧ほか
二期:国宝『播磨國風土記』、国宝『類聚名義抄』、重要文化財『古語拾遺』嘉禄本、『源氏物語』池田本、奈良絵本、連歌俳諧ほか
三期:国宝『日本書紀』乾元本(下)、重要文化財『明月記』安貞元年8・9月、『源氏物語』池田本、奈良絵本、連歌俳諧ほか
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出品リストは以下の通りです。
字が小さくてよく見えませんね。特に関心のある部分を拡大します。
全三期は無理でも、第一期は見に行きたい気がします。
関連して、次のような催しもあります。
これも、主要部分を拡大します。
大いに関心がありますけど、先着20名なら、もう満員かもしれませんね。あと、日程的にもこの日は岡山で萬葉学会です。残念。
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楽しみですねえ~
私はもちろん3期とも行かせてもらいますよ。
思い出深いのは国宝『類聚名義抄』(観智院本)でしょうか・・・
学生の頃、担当がH浜先生でしたから国語学概論か国文法の講座で、これを直に拝見する機会がありました。
もちろんガラスの隔てなしにです。それ以前から万葉輪講の方でこの書物の貴重さを嫌というほど吹き込まれていましたから、その緊張たるや尋常でなかったことが思い出されます。
投稿: 三友亭主人 | 2017年8月17日 (木) 22時38分
三友亭主人さん
三期ともご覧になれるというのは地の利ですねぇ。羨ましいです。
三期通しのチケットもあるようですね。
観智院本類聚名義抄を間近でご覧になれたというのも羨ましいです。
私は専ら風間書房のを愛用しているばかりでした。ごく稀に、必要なときに複製本を見たり、天理善本叢書を見たりしました。
今回、カラーになったのですよね。買おうか、どうしよう。(^_^)
投稿: 玉村の源さん | 2017年8月17日 (木) 22時51分