岩波ブックセンター休業
先日、神保町に行ったついでに、いつものように岩波ブックセンター(信山社)に立ち寄りました。そうしたら、閉っていました。ドアに張り紙があり、「店主急逝のため、11月23日からしばらくの間、休業させていただきます」という意味のことが書いてありました。
残念に思い、1日でも早い再開をと願いましたが、店主1人で店番をしているような書店ではなく、会社ですからねぇ。店主が急逝したからといって店を閉めてしまうものでしょうか。
気になってググってみましたら、この書店、ずっと赤字経営が続いていたのだそうです。そこへ、10月に代表取締役としてこの書店を支えていた柴田信氏が亡くなったことで、11月下旬に破産手続をとることになったのだそうです。
出版不況の時代とはいえ、あれだけ充実した学術書籍を揃え、神田神保町交差点角というすばらしい立地条件であっても、経営が成り立たないとは。
暗然としました。
あの日に買った『出雲国誕生』が最後の買い物になりました。
いや、最後の買い物ではなく、何とか復活して貰いたいです。
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最近でこそなかなか行けないのですが、神保町に出かけたときには必ず足を運ぶお店でしたからちょいと気になって私もググってみました。こんなことになっていたんですね・・・
こんな時代ですから本屋さんも苦しかろう・・・古本屋さんも・・・と思うんですが・・・先日源さんが見つけたあの格安の万葉集注釈を見ても、そのあたりの事情がうかがい知れます。
なんか寂しいですね。
投稿: 三友亭主人 | 2017年3月15日 (水) 22時43分
三友亭主人さん
随分長い間お世話になった書店でしたので、本当にショックでした。閉店することがあろうなどとは思いもしませんでした。ずっといつまでもあそこに存在し続けるものと思い込んでいました。
三友亭主人さんにとっても馴染みのお店だったのですよね。
先日は、ちょっと必要があって、神保町から小川町まであの大通りの北側を歩き、そこからまた神保町まで、今度は南側を歩いて戻ってきたのですが、スキー用品店が大増殖していました。以前も何軒かありましたけど、今はその何倍も。
神保町も変わりつつあるのでしょうかね。馴染みの古書店はいずれも健在でしたけど、あれだけスキー用品店ができているところを見ると、その中のいくらかは古書店から変わったものかもしれません。
投稿: 玉村の源さん | 2017年3月16日 (木) 00時35分