國學院で「祭祀と神話」展
先日、仕事で國學院大學に行きました。ちょうど「祭祀と神話」という企画展をしていましたので、見学してきました。入場無料です。→趣旨等はこちら。
会期は2月11日(土)~4月9日(日)ですので、まだまだあります。ただ、中間の3月13日~15日の3日間は休館で、ここで展示替えが行われます。前期・後期ともに展示されるものもありますが、前期のみ、あるいは後期のみの展示品もあります。
主な展示品は、嘉禎本日本書紀(1236年写・前期のみ)、勅版日本書紀神代巻(1599年刊・後期のみ)、三嶋本日本書紀残欠(1428年写・前期後期別の部分)、荷田春満訓点古事記(1773年写・前期上巻、後期中巻)、兼永筆延喜式巻八(1523年写・通期)などなど。全部で43点です。武田祐吉博士の古事記講義メモもありました。
これらがすべて國學院大學所蔵(大學所蔵のもの、大學図書館所蔵のもの、神道文化学部所蔵のもの、博物館所蔵のものの別はありますが)なのですから、すごいことです。圧巻でした。
展示替え後の後期にも行ってこようと思います。
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いやあ、見ごたえのありそうな企画ですねえ。ちょいと行けそうもありませんが、かなり惹かれますねえ。
どれもがさすが国学院って感じの展示ですねえ。
個人的には「武田祐吉博士の古事記講義メモ」なんてのが特に惹かれますねえ・・・あのような方がどのようなメモを見ながら講義をしていたのかと思うと・・・
学生の頃森重敏先生がA6ほどのメモをちらちらと見ながら滔々と語っていらっしゃる姿を拝見して、あのメモには何が書かれているのか、見たくて見たくて仕方なかったのを思い出しました。
投稿: 三友亭主人 | 2017年2月25日 (土) 11時09分
三友亭主人さん
本当に、この分野は國學院ならではですよね。史資料の蓄積にため息が出ます。
多くの貴重な古典籍を収蔵し、それを研究、あるいはそれに基づく研究をし、さらにそれを一般に公開する。全部セットで貴いですよね。天理大学や天理図書館も全く同様ですね。
所蔵品だけであれだけ膨大な天理善本叢書が編めてしまうというのは本当にすごいことと思います。
武田博士の講義メモは、展示リストによれば後半の公開なのですが、幸いなことになぜか展示してありました。(^_^) 「古事記」と書いた紙の封筒に入れて管理されていたようです。内容は本当に簡略で、メモといった感じでした。今度またじっくりと見てきますね。
投稿: 玉村の源さん | 2017年2月25日 (土) 19時51分