飛鳥むかしむかし 早川和子原画展
3日前のアサヒコム奈良版に、明日香村の飛鳥資料館で「飛鳥の考古学2016 飛鳥むかしむかし 早川和子原画展」が始まるというニュースが載っていました。
朝日新聞奈良版の連載企画「飛鳥むかしむかし」で掲載された復元イラストの原画展です。
奈良版での連載でしたので、私はこの連載のことを知る由もありませんでしたが、2冊の単行本として刊行されたことで、読むことができるようになりました。
大勢の専門家の方々のリレー式の連載です。飛鳥のことを多角的に知ることができます。
この本はしばらく前に買ったのですが、まだ積ん読状態でした。(^_^; イラストには心惹かれるものがありましたので、このニュースを見て、「おお!」と思いました。
会期は3月20日までだそうです。行けるかなぁ。
厳密な考証に基づくイラストのようです。それでいて、ほのぼのとする絵です。
大宝元(701)年に藤原宮の大極殿院の門付近で開かれた元日朝賀の儀式を描いたイラストは、連載では7本の幢幡(どうばん、旗)が横一列に並んでいたのを、昨年の調査で中央に1本、その左右に3本ずつ三角形のように並んでいたことが判明したことで、今回の原画展では新たに描き直した作品を展示するとのことです。
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大和に住んでいながら、まったく知りませんでした。
ついでに、朝日での連載も(言い訳をすると、うちは新聞が「毎日」なので・・・笑)・・・
結構、飛鳥資料館は施設の規模の割には存在が地味なんですよね、奈良にある他の古代関係のこういった施設の中では・・・なんて、自分の不注意を周囲の環境のせいにしておりますが・・・
それはとにかくとして、何やら楽し気な企画ですよね。絵の方もほのぼのとしていて・・・これで考証がきっちりとしているとなれば、一見の価値はありそうですね・・・
投稿: 三友亭主人 | 2017年1月28日 (土) 08時32分
三友亭主人さん
きっと楽しいと思いますよ。(^_^)
単行本の方は、リレー式の執筆陣が、奈良文化財研究所の発掘に携わっている方々が中心なのですが、他に古代史、文学など多彩です。
投稿: 玉村の源さん | 2017年1月28日 (土) 09時24分