久米寺をゆく
10月8日、橿原考古学研究所附属博物館に行ったあと、まだ時間がありましたので、久米寺に行きました。このお寺にはまだ行ったことがありませんでした。初めてです。
仁王門の手前に道標がありました。「右 おかてらたち花」「左 じん武橿はら」とあります。
確かにこのあたりから右に行けば岡寺・橘寺方面、左に行けば神武天皇陵方面です。でもなぜかこの道標には左側に「右~」とあり、右側に「左~」とあります。なぜ逆なのでしょう? 画面の左に見えているのが久米寺の仁王門です。
仁王門。
向かって右側の阿形。
向かって左側の吽形。ちょっとピンぼけ。(^_^;
重要文化財の多宝塔。
本堂。
「虫塚」というものがありました。何でしょ?
虫塚のすぐ傍らに顕彰碑がありました。
文面は以下の通りです。
「昭和五十七年七月 奈良県毒物劇物取扱者協会創立二十周年記念に薬物により一殺多生自然の原理とは言え影響を受けた虫霊の法要を毒劇物取扱者が久米寺で営んだ その機会に虫塚建立の気運が高まり建立実行委員会が組織され……久米寺並に関係者の厚意を得て 一年近い経過を経て昭和五十八年七月八日虫塚完成 建立開眼法要が厳粛に執行された……(以下略)」
この顕彰碑は虫塚建立二十周年にあたる平成十三年七月に建てたそうです。
よく分からない文章です。殺虫剤によって死んだ虫の慰霊のための碑でしょうか。
新しそうな金ぴかの仏像がありました。大日如来だそうです。
このお寺は、アジサイでも有名だそうです。三友亭主人さんは、季節になるとアジサイを見に行かれる旨、おうかがいしました。
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出張お疲れ様です。
道標は道に対して45度ずらして立っているように写真からは見えますので、右から来た人、左から来た人にそれぞれ、これから行く方向を示しているように見えます。
理にかなった表示の仕方に思えますが、こういう方式は古くからあるのでしょうか。興味深いです。
投稿: 源さんの後輩 | 2016年10月14日 (金) 09時58分
源さんの後輩さん
コメントをありがとうございます。
すみません。私の理解力が足りず、まだ咀嚼できていませんので、よくよく考えます。(^_^;
投稿: 玉村の源さん | 2016年10月14日 (金) 23時05分