吉右衛門の有間皇子
大昔、「怒濤日本史」というテレビドラマを見ていました。日本史上の大きな事件等を1話完結方式でドラマ化したものです。回数はワンクールほどだったと思います。
出演者は、新劇の芥川比呂志、岸田今日子、小池朝雄、内田朝雄、山崎努、日下武史といった個性的な面々です。毎回完結ですので、これらの俳優が違った役で繰り返し出演していました。
そんな中で、有間皇子の回が印象に残っていました。有間皇子を演じたのは中村吉右衛門です。狂人のふりをする演技など、すごいなぁと、子供心に思ったものでした。蘇我赤兄は小池朝雄。いかにもくせ者でした。(^_^) ググってみたら、昭和41年、毎日放送の制作でした。関東ではネットは多分NET(テレビ朝日)だったと思います。吉右衛門は22歳です。
この映像があれば見たいものと思っていましたが、もう存在しないかもしれませんね。
映像ではないのですが、ネットオークションで「有間皇子」という舞台中継の台本を見つけました。作・演出は福田恆存です。「怒濤日本史」の「有間皇子」も確か福田恆存だったと思います。同じ台本ではないかと思い、入手しました。
制作はフジテレビなのでしょうかね。舞台中継をテレビで放送したもののようです。
配役は以下の通りです。
有間皇子は中村万之助とあります。ググってみましたら、吉右衛門の前名でした。お父さんの幸四郎が蘇我赤兄を演じています。真田のおばばさまが額田王です。(^_^)
さてこの台本、いつのものか書いてありませんでしたが、手がかりがありました。
「VTR 9/20(水)」とあります。万之助が吉右衛門を襲名したのは昭和41年だそうですので、昭和41年以前で、9月20日が水曜日であった年。調べてみたら、昭和36年が該当しました。「怒濤日本史」の5年前ですね。万之助17歳です。
映像が残っているなら、これも見てみたいものです。
有間皇子の義母(といっていいのか)である間人皇后と有間皇子とのやり取りがありました。
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昭和41年の9月といえば私はまだかわいい(笑)6歳のころ・・・
こんなドラマをしてたんですね。
私が上代に興味を持つようになってからこの時代のドラマはそんなにないですね。印象に残っているのは井上靖の額田王をドラマ化したもの、聖徳太子(本木雅弘さんの主演でしたか)と吉岡秀隆さんが吉備真備を演じた大仏開眼(孝謙女帝を石原さとみさんでしたか)、そして・・・天平の甍(これは舞台が日本ではないからちょいと別ですね)ぐらいでしょうか。
・・・ほかにありましたっけ?
投稿: 三友亭主人 | 2016年8月31日 (水) 11時13分
三友亭主人さん
上代がドラマ化されることは極めて少ないので、貴重ですよね。
NHKで、「聖徳太子」と「大仏開眼」との間でしたか「大化改新」がありましたね。古代三部作として。
あのロケ地が、キトラ古墳の南にまだ保存されているのではないでしょうか。
投稿: 玉村の源さん | 2016年8月31日 (水) 11時36分
リツートさせていただきました。
投稿: 惟光(天爵露城) | 2016年9月 5日 (月) 17時45分
惟光さん
リツイートして頂きましてありがとうございます。
また、わざわざのご連絡、恐縮です。ありがとうございました。
投稿: 玉村の源さん | 2016年9月 5日 (月) 20時33分