前橋で出前講座(いなばのしろうさぎ)
今日は、前橋で出前講座をしてきました。テーマは、「古事記をよむーいなばのしろうさぎの話」です。
稲羽の素兎については、新潟青陵大学の原田留美先生がかねがね研究なさっているのと、原田先生は児童文学や絵本、絵本の読み聞かせについての研究もなさっているので、原田先生にお願いして、今回はコラボでの講演となりました。
大いにその成果はあったと思います。来て下さった方々も静かに熱心に聴いてくださいました。
レジュメはこちら。共同のレジュメです。
この他に、スクリーンに画像を映写したり、原田先生はお持ちくださった絵本を実物投影機でお示しくださり、ビジュアル的にも楽しかったです。
島根県のご当地キティちゃん。
ワニではなく、サメに乗っていますね。
以前採集した蒲の花粉も映写することができました。
花粉の台にしている青い布のようなものは、畏れ多くも西宮先生の『古事記』です。(^_^; 色が補色になるかなぁと思ったのと、古事記つながりだから良いかと思ったのとがその理由です。西宮先生も苦笑いしながらお許しくださることでしょう。
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私の手元にも西宮先生の古事記があります。なにせ西宮先生の講義の教科書でしたからね。ちょうど稲葉の白兎のところもお話を聞いた覚えがありますので何か貴重な書き込みはないかと引っ張り出してきましたが・・・何とも見当はずれの書き込みばかり。ほんとにまあ情けない学生でした・・・
投稿: 三友亭主人 | 2016年8月11日 (木) 17時26分
三友亭主人さん
ご本人の書かれた本をテキストにって、最高ですよね。
西宮先生の『古事記』は、初版の後、新訂版、修訂版と出されたのでしたっけね。
精魂込めて作られたテキストでも、御研究が進んだり、お授業で使われたりしているうちに、直したくなる箇所が出てくるのでしょうね。なかなか終わりはありませんね。
今回の講演では主たる問題点とはしませんでしたが、素兎が元いた場所も、隠岐島なのか、沖あいにある島なのか、難しいですね。
投稿: 玉村の源さん | 2016年8月11日 (木) 22時07分