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2016年8月11日 (木)

動物俳句かるた

 このようなものを入手しました。山口誓子監修、俳句文学館編著の「動物俳句かるた」です。昭和52年11月1日初版発行とあります。
Dobutsuhaiku04
 かるたが好きで、動物も好きですので、二拍子揃ったこのかるた、楽しいです。

 俳句は特に好きでも嫌いでもありませんが、今後は老後の趣味にしますか。(^_^)

 ブログのネタがない日は1句ひねったりして。←そっちの方がもっと大変かも。(^_^;

 このかるたは、動物をよんだ俳句のみからなっていて、江戸時代から近現代までが対象です。百人一首方式ではありませんので、複数の句が採られている作者もいます。

 8枚選んでみました。著名句が多くなってしまいました。
Dobutsuhaiku01
 これらの読み札は以下の通りです。

 す:雀の子そこのけそこのけお馬が通る(小林一茶)
 と:とんぼつり今日はどこまで行ったやら(千代女)
 ね:猫の子のすぐ食べやめて泣くことに(中村汀女)
 は:初しぐれ猿も小蓑をほしげなり(松尾芭蕉)
 ふ:古池や蛙飛びこむ水の音(松尾芭蕉)
 む:胸までのれんげ小犬は迷いゆく(中村草田男)
 や:やせ蛙負けるな一茶これにあり(小林一茶)
 ろ:炉ふさげば狸に返る茶がまかな(巌谷小波)

 読み札の実物はこんな感じです。
Dobutsuhaiku02
 裏側には季節と季語と解説が載っています。
Dobutsuhaiku03

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コメント

 このようなカルタがあるのですね。「俳句文学館」のこと、恥ずかしながら初めて知りました。新宿にあるようです。機会があったら行ってみたいと思います。

 中村汀女の俳句の絵札、突っ込みどころ満載(笑)。どう見ても子猫には見えませんし、器の中が魚の骨というのはあんまりです。

 この絵だと、猫が途中で食べるのをやめて鳴いたのは「もっとおいしいものを食べさせて」のメッセージのように見えてしまいます。

 こういうときには、水分補給も同時にできるウェットタイプのフードがいいんですよね。
 ついでに、なれていない猫の側にはあまり居続けない方が良いのです。静かで落ち着ける環境を用意する方が、早く慣れます。

 ……俳句の感想ではありませんね。失礼いたしました。(笑)

 そういえば、子どもの頃、弟たちが遊びからなかなか帰ってこない夕方などに、母が千代女の俳句を口にしていました。半世紀近く前のことです。トンボつりができる環境ではありませんでしたけれど。

朝倉山のオニさん

 コメントをありがとうございます。

 いや、さすがですね。私はぼーっと見ていただけですけど、ネコにお詳しい方が見ると、ツッコミどころ満載なのですね。言われてみれば納得できます。(^_^)

 絵札を描いた人、ネコのことあまり詳しくないのでしょうね。

 このネコ、座り方もちょっとヘンじゃないですか? ネコって、もっと足を揃えて座っているような気がしますけど。

 汀女というと、「咳の子の なぞなぞあそび きりもなや」が思い浮かびます。ネコの子の句も幼いもの(人間ではありませんが)への愛情を感じます。

 とんぼつりの句、朝倉山のオニさんには懐かしい句なのですね。載せて良かったです。

源さんのご指摘のように、座り姿の書き方も気になりますね。
 もしかしたら、トラの写真かなにかを参考にしたのでは、という気がします。

 俳句そのものは、子猫への気遣いが伝わってきますよね。この子、このあとはひもじい思いをせずにすむようになったのでしょうか。

 幼い子どもとなぞなぞやしりとりをすると、本当にきりがありません。(笑)

 

朝倉山のオニさん

 あ、やはり座り方もヘンですか。私の目もまんざらではない。←すぐに自画自賛するところがいけない。(^_^;

 言われてみれば、確かに虎という感じもします。その昔(江戸時代でしょうか、あるいは室町?)、虎を見たことのない日本の絵師は猫をモデルに虎を描いたので、ネコっぽい虎の絵があると聞いたことがあります。←聞いた先は多分「開運! なんでも鑑定団」です。(^_^)

 虎の写真か何かを見て描いたのだとすると、その逆パターンですね。(^_^)

 句のネコの子、この先どうなったのでしょうね。「咳の子」が拾ってきたのだとしたら、このまま中村家の飼い猫になったかもしれませんね。早くお腹いっぱい食べられるようになったでしょうかね。

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