第2回国語国文学シンポジウム
今日から1週間、勤務先はオープンキャンパスです。初日にぶつけて第2回国語国文学シンポジウムが開催されました。
第1回は6月の国語国文学会の日の午前中でした。第3回は11月の大学祭の日を予定しています。
今日のテーマは、「古典文学を毎日のくらしのなかに」です。
趣旨は、
国語国文学は実社会とは縁遠い学問と思われがちですが、人間の活動の多くがことばに支えられている限り、人間と人間の生きる世界に密着した学問です。
今回のシンポジウムでは、「見ぬ世の人を友とする」(『徒然草』)営みを通して古典と対話してみましょう。私たちの母語、国語国文学の意味を問い直してみたいと思います。
国語国文学やことばに関心のある大学生や高校生はぜひ来場してください。もちろん、県民の皆様も歓迎です。
ということです。
パネリストには近世文学を専門とする方々にお集まり頂きましたが、内容は近世のみならず、近現代や中世にも及び、楽しかったです。
司会の、群馬県立女子大学教授権田和士先生。
パネリストの、金沢大学名誉教授木越治先生。
同じく、群馬県立富岡東高等学教教諭品田里和先生(群馬県立女子大学の卒業生です)。
同じく、群馬県立女子大学教授安保博史先生。
全体写真。
木越先生は、「仰げば尊し」、「花」(武島羽衣)、「椰子の実」(島崎藤村)などの歌詞を取り上げて話されました。その折、一部を歌われたところ、会場にいらしたおばさま方も一緒に歌い出され、合唱のようになりました。期せずして壇上と会場との一体感が生まれました。(^_^)
「今こそ別れめ」は係り結びなのに、某岩波書店の注釈は誤っているとの御指摘がありました。著者が間違えても編集者が付いていましょうに、編集者も気付かなかったんですね。校正担当も。ちょっとね。天下の岩波が。
「身を立て 名をあげ」については、単にわが身の立身出世を願ったものではなく、名を立てることが親に対する孝なのだという御指摘があり、目から鱗でした。
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