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2016年5月 3日 (火)

和装本『校本萬葉集』

 ネットオークションに、大正13年刊行の和装本の『校本萬葉集』が出ていました。
Kohonmannyo01
 出品価格は100円です。出品者からの、「ボロけた古本です。まだ使えそうです。」というコメントが付いていました。
Kohonmannyo02
 「ボロけた古本」という言いぐさはあんまりですね。『校本萬葉集』のこと、何も知らないのでしょうね。

 買っても場所塞ぎですが、100円なので、入札しました。そうしたら、徐々に値が上がって行きました。いくらまでなら追随するか迷います。

 和装本の内容自体は、後に刊行された洋装本に完全に取り込まれていますので、洋装本を持っていれば、和装本を所持する意味はないといっても良いでしょう。

 「さて、どうしたもんじゃろのお」と迷っているうちに、7450円で他の人に落札されてしまいました。

 これで良かったのかどうか。(^_^;

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コメント

恥ずかしながら校本に和装本があることを知りませんでした。

でも、そんなのもヤフーオークションには出てくるんですねえ・・・しかも・・・100円スタートとは・・・

私が参加していたなら・・・7480円ぐらいまでなら出せたのに・・・(笑)。
本棚が貧弱ですから・・・まだまだ余裕もあるし・・・このぐらい場所をとってもらった方が・・・

三友亭主人さん

 はい。大正13年~14年に刊行された和装本25冊が『校本萬葉集』の最初の形です。

 これをそのまま洋装本9冊に影印、編成替えし、増補を1冊加えて、全10冊本の普及増補版として、昭和6~7年に岩波書店から刊行されました。

 そんなことで、校本としての価値は洋装本に完全に吸収されていますけど、研究史としての価値はありますよね。そんなあたりで迷うところでした。(^_^;

いやいや、字が大きめで老眼に優しいという利点があるのではw B5版でしょ?コレ。

惟光さん

 確かに。(^_^)

 洋装版は縮刷ですからねぇ。おっしゃるとおり和装本の方が目に優しいと思います。サイズはB5だと思います。

 買えば良かったかなぁ。「迷ったら買う」というのを心得にすべきかも知れませんね。(^_^)

 大分前(3月下旬)に、惟光さんのブログに名前を出して頂いたのに、コメントせずに失礼しました。ちょっとタイミングを逃してしまいまして。

 あの日自体はZ学会の常任委員会があったので、例会に参加できませんでした。

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