昭和16年の鉄道図
昭和15年7月発行、16年11月改訂の鉄道図を入手しました。
こういうものを入手すると、まずは奈良・飛鳥付近、ついで東京や群馬を見ます。
奈良・飛鳥付近はこんな具合です。
いつぞや話題にしたように思いますが、天理と法隆寺とを結ぶ路線のうち、平端から法隆寺までが今はなくなっていますね。この路線については、蜂矢真郷先生から新聞記事の切り抜きをお示し頂いたことがあります。
それによれば、この路線は大正4年に開業した天理軽便鉄道で、戦時中にレールを供出して廃線になったということです。この鉄道図は太平洋戦争が始まる直前のものですので、この路線はまだ存在していたのですね。
群馬に関しては、中心部がずいぶん今と違っています。
上の路線図によれば、高崎と渋川とを結ぶ路線、前橋と渋川とを結ぶ路線、渋川から伊香保へ行く路線などがあったことが分かります。これらは全てなくなってしまいました。あれば便利だったろうにと思います。車に押されたのでしょうね。
さらに、吾妻線方面もずいぶん違っています。
現在の吾妻線は、長野との県境に近い万座鹿沢口が終点ですが、この路線図では、線路が長野県に延びていて、菅平口、真田を経て、上田まで続いています。真田というのは真田氏が上田に進出する前の本拠地です。岩櫃城も吾妻線沿線にありますので、この路線はつまり真田道ですね。
そして、軽井沢と草津とを草軽鉄道が結んでいます。これも今はありません。2つの有名な観光地を結ぶ路線ですから、あればそれなりの集客は見込めるのではないでしょうか。
昔よりも今の方が不便になっています。
ともあれ、同時代資料は見ていて楽しいです。(^_^)
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