真誠講
1ヶ月ほど前、二川宿のことをご紹介したあと、「文明講」という記事を載せました。今回、同様のものを入手しました。今回のは「真誠講」です。
表紙に燦然と輝くのは、おなじみの赤い○に「通」の文字。日通のマークですね。「内国通運会社」というのは日通の前身だそうです。
この冊子では静岡スタートです。東海道を西に進みますが、途中で道をそれて秋葉道に入り、秋葉神社、鳳来寺峯薬師を経て、また東海道に戻ります。秋葉信仰も先日の愛知大学でのシンポジウムに出てきましたので、やはり興味を感じます。二川宿もあります。
先日の「文明講」では二川宿には松坂屋とよろづやとが載っていましたが、こちらでは松坂屋と澤瀉屋の2軒です。澤瀉屋は二川宿の町割にも名前が載っていました。松坂屋のお向かい。
ルートはその後、桑名から松阪を経て、外宮、内宮、二見に至ります。最後のページは次の通りです。
ページの右端に夫婦岩の絵があります。そして、ページの左端には豊橋。帰路は伊勢から船で豊橋まで乗ってゆくのですね。
« 4月のうさぎ | トップページ | 平成28年度入学式 »
「史料・資料」カテゴリの記事
- 明治37年の「因幡の兎」(2025.01.19)
- 「ハナ ハト マメ マス」(2025.01.15)
- 長音表記&リンコルン(2025.01.14)
- 広瀬中佐の評価は(2024.11.24)
- 老農船津伝次平(2024.11.23)
「歴史」カテゴリの記事
- 『ならら』最新号の特集は「昭和100年」(2024.12.28)
- 『光る君へ ART BOOK』(2024.12.16)
- 『光る君へメモリアルブック』(2024.12.13)
- 萩松陰神社の絵はがきに(2024.12.08)
- 萩の松陰神社のクラウドファンディング(2024.12.07)
貴重な資料を見せていただき,ありがとうございます。
何年に発行されたものなのですか?
何か,私も秋葉道を歩いてみたくなりました。
どんな経路か,また調べる必要がありそうです。
図書館で検索する必要がありそうです。
投稿: 萩さん | 2016年4月 5日 (火) 21時58分
萩さん
コメントをありがとうございます。
残念ながら年紀が全く入っていなくて、いつのものか分からないんです。
ただ、「内国通運会社」という会社名の成立は明治8年だそうですから、それ以降です。その年からあまり下らない頃のものではないかと思います。
この『真誠講』における秋葉道の経路、明日にでもアップしますね。
投稿: 玉村の源さん | 2016年4月 5日 (火) 22時06分
萩さん
すみません。
昨日は群馬にいました。「真誠講」は東京に置いてきてしまったと思い、昨日はあのように書きましたが、今日、東京に帰ってみたら、どうやら「真誠講」は群馬に持っていったようです。明日、また群馬に戻りますので、明日、アップできるかと思います。
しかしまぁ、目まぐるしく往復しています。住所不定。(^_^;
投稿: 玉村の源さん | 2016年4月 6日 (水) 21時55分