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2016年4月 6日 (水)

「踊る埴輪?」シール

 4年生のゼミ生(Kさん)から貰いました。お菓子(チョコレートらしい)に入っていたシールだそうです。
Odoruhaniwaseal
 なぜこれを呉れたのかというと、ポイントは右上にある「おどっているみたい?」という部分です。

 私が担当している「上代文学史」のなかで、初めの方で「黎明期の文学」と題して、文字化以前の文学の話をしています。文字化以前ですから直接の資料はないのですが、魏志倭人伝の中の葬儀の部分を読んだり、人物埴輪を採り上げたりしています。

 太鼓を叩いている埴輪とか、膝の上に琴を乗せている埴輪などもありますよね。

 そんな中で、踊る埴輪がよく知られていますけど、通称「踊る埴輪」とされているものは、実は踊っているのではなく、馬を曳いているのだとする説が有力なのだとか。

 下の画像は、平成18年4月20日付けの朝日新聞です。授業では毎年こんなプリントを配っています。
Odoruhaniwakiji
 この「上代文学史」は2年次で履修する学生さんが多いです。Kさんも2年次で履修したと思いますので、2年前ですね。その時の授業のことを憶えていて、このシールに「おどっているみたい?」とある「?」マークに注目して、踊る埴輪説に疑義を示しているのがエライということです。

 授業をちゃんと憶えていたのも、シールの細部に着目したのもエライです。(^_^)

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コメント

取り上げてくださってありがとうございます^_^
北川先生の授業は一回一回が濃密なので、とても貴重で、鮮明に覚えています。
今年も聴講生として受講予定なので、よろしくお願いいたします。

小さいシールなのに写真もすごくクリアですね。
この埴輪ですが、私は踊っている埴輪だと思っています。
口をまるく開けているので、歌謡を歌いながら踊っている様を表わしているのかと思いました。
(ただ、目もまんまるなので、くりぬく際に使った道具がたまたま丸だったとも考えられます。また、こんなことをいうと歌謡がいつごろ発達したのかという議論にも到達しそうですね。浅学なコメントで申し訳ないです。)
失礼いたしました。

Kさん

 コメントをありがとうございます。

 それから、シールをありがとうございました。少し前に頂いたのに、採り上げるのが少し遅くなってしまい、済みません。

 そうですね。踊っているのか馬を曳いているのか、なかなか微妙ですよね。引用した新聞記事に載っている2枚の写真も、同じ動作と見てよいかどうか。右は馬を曳いている、左は踊っている、ということもありそうに思えます。

 よかったらまた書き込んでください。常連さんになってくれるとなお嬉しいです。その場合は何か良いハンドルネームを。

私はまた子どもの頃よく読んでいた漫画の「おそ松くん」の登場人物「イヤミ」の得意だった「シェー」かと思っていましたよ(笑)

三友亭主人さん

 おお! それはまた。(^_^)

 時代の先後関係からは、「シェー」のポーズが埴輪からヒントを得たということになりますね。

 新説現るか。

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