忠臣蔵(改訂総集版)のパンフレット
ネットオークションで入手しました。
1枚の紙を2つ折りにして作った4ページのパンフレットです。
見開きは以下の通りです。
解説部分。
これによれば、かつて日活が作成した天の巻・地の巻2巻もの(昭和13年版です)を一本化して、東宝が配給したということになります。お互いライバル同士の映画会社でこのようなことをすることもあったのですね。意外でした。
配役表前半。主要な役を一人二役で演じています。阪妻、千恵蔵、アラ寛という3巨頭揃い踏みです。
裏表紙は次の通りです。
調べてみましたら、「女心はひと筋に」は昭和28年12月公開、「初祝い清水港」(次郎長三国志 第七部)は昭和29年1月公開ということが分かりました。とすると、この忠臣蔵も昭和28年12月頃の公開ということになりましょう。
戦前に作られた作品を、戦争を歴て、15年後に再編集・再公開したということになります。
15年前って、どんな感じでしょうかね。朝ドラで言えば、今から15年前というと「ちゅらさん」の頃です。結構昔のような、そうでもないような。
どうも、昭和28年の頃は、日活は映画を製作していなかったようです。それで、東宝の配給ということが実現したのでしょう。
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