『楫取素彦読本』
このような小冊子が刊行されています。
2012年8月発行ですから、NHK大河「花燃ゆ」とは全く関係なく編纂刊行されたものです。刷を重ねて、現在は2015年1月の第11刷です。
目次は以下の通りです。100ページほどの冊子で、税込み310円です。
楫取の業績は、教育に力を入れたこと、生糸業の発展に力を尽くしたこと、多胡碑の保存、富岡製糸場の存続などがありますが、廃娼運動を強く推進し、その結果、群馬は日本で最初の廃娼県になったというのも大きな功績といえましょう。人権意識も大変に高かった人なのでしょう。
偉人と考えられますが、あまり知られていませんよね。私も群馬に来て大分経ってから楫取素彦の名を知りました。
大河ドラマでこの人のことが広く知られるようになるのはすばらしいことと思います。
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この夏に萩へまいりました時に、楫取魚彦の生家近くを通りました。
明治の時代は様々な人々が行き交って日本を再構築したのでしょうね。
ところで、この読本は手に入れることができますか?
投稿: 晴南 | 2015年10月30日 (金) 09時17分
間違い発見です。
「魚彦」→「素彦」
すみません。
投稿: 晴南 | 2015年10月30日 (金) 13時50分
晴南さん
どなたかからのリクエストをお待ちしていました。(^_^)
『楫取素彦読本』、お送りします。(^_^)
群馬県庁二階の県民センターで売っています。次回県庁に行くのは2週間先になります。申し訳ありませんが、しばらくお待ちください。
ただ、「花燃ゆ」が群馬編に突入しましたので、ひょっとすると県内の書店でも売っているところがあるかもしれません。見かけたらお送りしますね。
われわれ業界人には、楫取素彦よりも楫取魚彦の方がなじみがありますよね。一昨年、佐原に行った時に、伊能忠敬記念館が楫取魚彦の旧宅跡に建てられていることを知りました。
楫取ってそうありふれた苗字でもないし、魚彦と素彦、名前も似ているし、てっきり一族かと思いましたが、一方が下総でもう一方が長州なら、どうも全く縁もゆかりもなさそうですね。
投稿: 玉村の源さん | 2015年10月30日 (金) 15時00分
源さん、ありがとうございます。
お言葉に甘えて、お待ちいたします。
萩に出かけたのは、人麻呂の旅のためでした。
松陰神社のすぐそばに毛利家が信仰した人麿神社があり、そこに出かけた際に「あ!」っと気が付いたわけです。
考えてみれば、松陰とも所縁の方ですから、生家が近くても何の不思議もないのですが、人麻呂でいっぱいの頭には新鮮に記憶されました。
大河ドラマもあと7回ほどと聞き及びますが、大河ドラマのインパクトが無かったら、私もスル―していたかもしれません。
投稿: 晴南 | 2015年10月31日 (土) 15時50分
晴南さん
毛利のお殿様は人麻呂神社を信仰したのですか。
良い歌を作りたかったのでしょうか。
為政者が文学や文化に関心があるというのは良いことですね。
文系学部はいらない、などと考えていては後世の人から馬鹿にされましょう。
後生畏るべし。←ちょっと違う。(^_^;
投稿: 玉村の源さん | 2015年10月31日 (土) 20時24分
本当に、そう思います。
世界文化遺産の件もそうなのですが、現在、維持できるぎりぎりのラインで富士信仰(特に富士講)は維持されているというのに、構成資産を調査することはあっても、生きている信仰に目をむけることはないのです。
無くなってしまってから急いでどうにかしようと思っても取り返しがつかないのに…。
「役に立つかどうか」ではなく、「どう役立てるか」ではないかと思うのですよね。(^^)
投稿: 晴南 | 2015年11月 1日 (日) 09時16分
晴南さん
確かに、形のあるものより、形のないものの方が、保存はずっと難しいでしょうね。
ブラタモリ、3回にわたって富士山をテーマにしたのは良かったですね。
火口が巨大なお賽銭箱であるとか、火口周辺の8つの頂をそれぞれ8体の仏になぞらえているとか、とても興味深かったです。
投稿: 玉村の源さん | 2015年11月 1日 (日) 16時15分
ブラタモリは私も見ました。
ただ、富士山の信仰は全方位からですので、静岡側だけがクローズアップされているように思いました。
投稿: 晴南 | 2015年11月 1日 (日) 17時11分
晴南さん
なるほど。
これは専門家ならではの視点ですね。
投稿: 玉村の源さん | 2015年11月 1日 (日) 17時59分