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2015年9月30日 (水)

100万回生きたねこ

 『100万回生きたねこ』(佐野洋子)という著名な絵本がありますね。

 その昔、NHK教育の「おはなしのもり」という番組で、あの作品が取り上げられたことがありました。ふと思い立って、それを録画していたのを引っ張り出して見ました。15分ほどの番組です。
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 出演は萩原流行さんです。萩原さんも今年亡くなられましたね。
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 最後、やはり悲しかったですけど、生あるもの、それは避けがたいことですので、あのねこは最後には幸せな猫生を生ききったということになるのでしょうね。
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 改めていろいろと考えさせられました。

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コメント

 この絵本、以前担当していた科目で扱ったことがあります。

 冒頭、「愛とはなんですか?」と問いかけ、プリントに簡単に書いてもらいます。

 物語を細かく読んだ後、「この絵本を読んで愛について考えたことを述べてください」と伝え、プリントの別の欄に書いてもらって提出、ということをしたりしました。

 自分より大切なくらいな人という気持ちが愛、愛することをはじめて知ったからもう二度と生き返る必要がなかったのだろう、などの順当な意見だけでなく、白猫は猫の気を引くためにわざと素っ気ないそぶりをしたのであって本当は惹かれていた、という感想までいろいろありました。(笑)

 中には、物語前半で出てくる猫の飼い主たちについて、確かに飼い主たちは勝手だったけれど、猫が死んだときは本当に悲しかったと思う。飼い主たちの思いを愛ではないときめつけていいのかわからない、という反応が見られたこともありました。

 こういう絵本を読んでもらうと、若い人の方が具体的かつ興味深い解釈を述べてくれるような気がします。
 おとなになるほど「深い」という一言で片付けられたりして。(笑)


 

 

朝倉山のオニさん

 あ、教材にされたことがおありでしたか。

 いろいろな意見が出てくると面白いでしょうね。思いもよらない角度から考えた感想があったりすると特に。

 前半で出てきた飼い主達も、ねこを失ったときの悲しみは、やはり愛と言えましょうね。失って初めていろいろと後悔も湧いてきたことでしょう。

 大人の方が「深い」の一言で片付けがち、というのは分かる気がします。(^_^)

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