「桑の葉をいただけますか?」
先日、東京の家にいる時に玄関のチャイムが鳴りました。玄関のドアを開けると、私よりも少し年長と思われる品の良い女性が立っていました。用件は、桑の葉っぱを分けて貰えないかというお願いでした。
東京の家には庭はなく、玄関脇につつじや椿など、僅かばかりの木が植わっています。その1本が桑の木なのです。
蚕を飼っていらっしゃるとのことで、ほんの少しで良いとのことでした。「どうぞどうぞ」と快く承諾しました。
「毎日でもどうぞ」と言ったのですが、あとから考えてみれば、飼っている蚕の飼料になさるということなのですから、1回だけではなく、継続的にということでしょうね。頭のめぐりが悪いです。(^_^;
もちろん、毎日でも全く構いません。
この桑の木、かなり大きくなってしまって、お隣の駐車場にまで枝を伸ばして、葉を茂らせています。駐車場とはいえ、領空侵犯をしていては申し訳ないので、時々高枝切りばさみで枝を切っています。高枝切りばさみも、これを切るために通販で購入しました。(^_^;
枝を切る度に、ご近所に蚕を飼っている人がいれば、差し上げるのになぁ、と思っていました。思いがけず、そういう方から声を掛けて頂き、喜んでいます。思いも掛けないことがあるものです。
さて、この桑の木、以前、流しの植木屋さんが来て、「切りませんか」と言われたことがありました。あまりにも枝が伸びて凄いことになっていたので、声を掛けたのでしょう。
困っていたところでしたので、切ってもらいました。
しかし、切り株になってしまったのを目の当たりにすると、かわいそうなことをしたという気持ちが湧いてきて、後悔しました。
それから数ヶ月。ふと見たら、切り株からいくつか芽が出ているではありませんか。強い植物ですね。写真は3年前の4月30日です。
桑の木に対して申し訳なかったという後悔の気持ちでいっぱいでしたので、嬉しかったです。応援する気持ちで芽を観察しました。出てきた芽のうち、立ち枯れてしまったものあり、ネコに踏まれたかして折れてしまったものあり、1本だけが育って行きました。
同じ年の5月31日。
同じく7月26日。
同じく8月31日。
恐るべき成長の早さです。切り株から芽が出ているのを見つけてから4ヶ月でブロック塀の高さの2倍くらいに育ってしまいました。途中で盛んに枝分かれを繰り返して、横にも繁茂しています。
このあたりで(というか、すでに手遅れ?)、これ以上伸びないようにしないといけなかったのですが、まだ後悔の気持ちが残っていたので、それもできず。
かくして、今はこんな状態です。(^_^;
もはや素人には手の施しようもありません。(^_^; どうしましょ。(^_^)
また植木屋さんにお願いしても良いのですが、桑の葉っぱを必要としてくださる方のためには、なるべく葉を取りやすいような形で処理したいと思います。(^_^)
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