高橋英樹の『鞍馬天狗』
その昔、NHKで高橋英樹主演の連続時代劇『鞍馬天狗』が放送されていました。
その台本が1冊ネットオークションに出ているのを見つけ、買ってしまいました。私しか入札者がおらず、出品価格の500円で落札できました。♪
放送されていたのは「かなり前」というほどの認識でしたが、表紙を見ると昭和45年(1970)でした。もう45年も前ですね。放送時間は1時間。大河ドラマなどの今の連続ドラマよりも長いです。
キャストは以下の通りです。
露口茂は存命と思いますが、大分前からTVに出ていないようで、さみしいです。杉作の坂東八十助は先日亡くなった三津五郎ですね。杉作役なので、当然ながらまだ少年でした。柳生博も亡くなりましたね。
瑳川哲朗は『大江戸捜査網』の井坂十蔵役が印象的ですが、近藤勇も適役だったと思います。かっこよかったです。
この台本の舞台は京都ではなく、江戸です。鞍馬天狗が探索のためにわざと捕まって、伝馬町の牢にいます。パラパラ眺めているうちに、面白くて全部読んでしまいました。(^_^)
牢内で吉五郎という囚人が死に、所持していた吉田松陰自筆の『留魂録』が発見されたという場面がありました。
史実では、伝馬町の牢で松陰から『留魂録』を預かった囚人が、これを隠し持って三宅島に流され、これは維新後世に出たようですけど、この囚人の名が沼崎吉五郎だそうです。
囚人の名前はちゃんと史実を踏まえているのですね。(^_^) 大佛次郎の原作通りなのか、TVドラマ化するに当たっての脚本段階でそのようにしたものか、どちらかは分かりませんが、こういうの楽しいです。
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