太宰治が下宿した碧雲荘
「荻窪の歴史文化を育てる会」が、「荻窪の文化財・太宰治の碧雲荘を残そう」という活動をし、署名活動をしています。
この会の会長は、我々の業界人である岩下武彦先生です。
というわけで、先日の全国大学国語国文学会の夏季大会の会場の休憩室にも、署名用紙が置いてありました。
チラシはこちらです。
この建物は、昭和初期に建てられたもので、ステンドグラスが使われるなど、建物の随所に当時の郊外文化の名残を留める、和洋折衷の建築だそうです。
チラシには、取り壊しの計画があるようなことは書かれていませんでした。まだそういう動きはないのかもしれませんが、今のうちから保存活動をしておこうということかもしれません。
私、まだ署名していないんですけど、しようと思います。
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へええ・・・そんな建物が残ってるんですか。
奈良には例の志賀直哉の旧居があったっりしますが、近現代の文学者の関係のものといったら、やはり東京に集中してますもんね。奈良にも今から1000数百年前の文学者の住居がたくさんあったでしょうが、なにせ残ってませんからねえ。
投稿: 三友亭主人 | 2015年6月17日 (水) 20時45分
三友亭主人さん
私もこの建物のことは初めて知りました。東京には、知られざる遺跡が結構ありそうですね。
老後は東京めぐりもしようと思っています。(^_^)
関東大震災や空襲で焼けてしまったものも多いことでしょうけど。
太安万侶の屋敷は左京四条四坊と分かっているものの、建物も礎石も形跡もありませんね。1300年も経ってしまっては仕方ないですよね。
墓地が見つかっただけでもすごいことと思います。
投稿: 玉村の源さん | 2015年6月17日 (水) 23時07分