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2015年5月24日 (日)

上野誠先生の講演

 現在、群馬県立土屋文明記念文学館では、「歌の古代を探る-万葉集・土屋文明・東国文化-」という企画展を開催中です(6月14日まで)。

 今日は、この企画展の監修に当たられた上野誠先生の講演がありました。事前申込制で定員150名とのことでしたが、早い段階で満員になってしまって、100人くらいの方をお断りしたとのことでした。人気のほどが偲ばれます。

 講演題目は「土屋文明の『万葉集』観」です。
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 私は気付かなかったのですが、平城宮跡で見つかった土師器の皿に描かれた図が朝鮮双六の盤のものらしいということが、一昨日の新聞に載っていたそうですね。この双六の遊び方は、4本の木片を投げて、いくつオモテが出るかによって、駒の進むマス目が決まるというルールで、万葉集にも、「諸伏」と書いて「まにまに」、「一伏三起」と書いて「ころ」などと訓むのは、この双六に基づく戯書とされています。

 ご講演は、この最新の発見の話から始まりました。とにかくお話しが巧みです。お客さんの関心を一気に引きつけました。
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 時折、私の名前を出してくださるなど、お気遣いも頂きました。マイクを渡されて、少しコメントをする羽目になったのは、ちょっとむちゃ振りでしたけど。(^_^;

 下の写真は、木簡を削ったりするために官人達が身に着けていた刀子の説明をしているところです。
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 そして、お話しはちゃんと本題の土屋文明に移り、時間ぴったりに終わりました。見事と言う他はありません。

 終了後は、展示会場で解説までして頂きました。また、それと併行して、ロビーではこの朝鮮双六の実演も行われました。天平衣装を着て、双六をしているのは土屋文明記念文学館の職員の方々です。
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 館長室で記念撮影をしました。
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コメント

爆笑多発・・・とてもたのしい時間を過ごさせていただきました。万葉集を読み解くのはいかに大変かということもしっかり理解させられました。ありがとうございました。

万葉子さん

 楽しかったですよね。

 万葉集は漢字だけで書かれているので、基本的に訓むのが難しいのですが、それに加えて戯書なんかが使われていたら、なおさら難解になりますよね。

 さらに、今と当時とは風俗習慣も違いますので、それも理解しなくてはなりません。

 上野先生のお話にはそういったことが含まれていたと思います。

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