H27研修旅行(2)八幡塚古墳、水澤観音
土屋文明記念文学館の後は榛名神社に行く予定でしたが、昨日の雪の影響が心配されましたので、急遽、行き先を変更して水澤観音に行くことになりました。
そうなると所要時間が異なりますので、土屋文明記念文学館に予定より少し長く滞在することができました。この館の近くには昨日載せた二子山古墳がありますけど、さらにそれよりも近くに、八幡塚古墳という葺石を復元した古墳があります。
これらの古墳も見るようにと勧めたら、かなりの学生が見学してくれたようです。
撮影した時には気付かなかったのですが、拡大して見たら、向こうもこちらを写していたのでした。(^_^)
館を出発して、水澤観音に行きました。阪東十六番札所のようですね。
ここの駐車場の近くには万葉歌碑があります。「伊香保ろの八尺(やさか)の井手(ゐで)に立つ虹(のじ)の顕(あらは)ろまでもさ寝をさ寝てば」(3414)という伊香保をよんだ上野国東歌が刻んであります。虹の歌なので、歌碑が虹の形をしています。♪
歌碑の周囲に黄緑色の札がいくつか立っています。それぞれの札には植物を読み込んだ万葉歌が書いてあり、近くにその植物が植わっています。つまり、ミニ万葉植物園なのでした。植物名は、つつじ、はぎ、あぢさゐ、やなぎ、ゆり、やまぶき、ちさ(えごのき)、そしてあしびです。
あしび以外は今はすべてその時期ではなく、枯れ果てています。柳もこのあたりは標高が高いので、まだ芽吹いていないようでした。それぞれの花期に行ったら楽しいでしょうね。
さて、あしび。咲いていました。♪
恥ずかしながら、私はまだ馬酔木の花の実物を見たことがなかったのでした。当然、カメラに収めたことも。誠に幸いにして資料映像を手に入れることができました。
行き先が榛名神社から水澤観音に変わった結果です。(^_^)
でもね、これまで、研修旅行の時に水澤観音に来たことは何度もありました。全く同じ時期ですので、その時、あしびも咲いていたかもしれませんね。今まで全く気付かなかったとは、誠に迂闊なことでした。
水澤観音の境内には別の万葉歌碑もあります。これは先ほどのとは大分離れたところに位置しています。歌はやはり伊香保をよんだ上野国東歌で、「伊香保嶺(ね)に雷(かみ)な鳴りそね吾(わ)が上(へ)には故(ゆゑ)はなけども子らによりてそ」(3421)です。
この歌碑、表面がつるつるなので、周囲のいろいろなものが写り込んでしまい、撮影が困難です。でも、この日は天気が悪かったので、少し緑がかったものが見える程度で、映り込みの影響はかなり小さかったです。
天気が良いと、下のような感じです。ちょっとこれじゃね。(^_^;
« 蒲田駅にぐんまちゃん出現 | トップページ | H27研修旅行(3)宿へ。宿で。 »
「万葉集」カテゴリの記事
- 『トランヴェール』最新号の特集は「筑波山、万葉恋の話」(2024.11.07)
- 新町公民館で万葉集講座&ぐんまちゃんマスク(2024.11.06)
- 新町公民館で万葉集講座(2024.10.23)
- 東大で萬葉学会&東大構内のハチ公像(2024.10.13)
- NHKカルチャーセンター前橋教室(2024.09.27)
「大学生活」カテゴリの記事
- 群馬県立女子大学の上代文学研究会で講演(2024.09.13)
- 自作の平安京・大内裏・内裏・清涼殿図(2024.06.16)
- 群馬県立女子大学の学生が缶をデザインしたビール(2024.06.14)
- 群馬県立女子大学の地域・社会貢献活動報告書(2024.05.03)
- 放送大学学園祭の新聞記事(2023.12.25)
コメント