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2015年1月13日 (火)

「日本誕生」

 先週と今週、古事記の授業で「日本誕生」というビデオを見ました。
Nippontanjo
 授業では倭建命の段を読んでいます。この映画がちょうど倭建命が主人公ですので、映画を見比べるのも面白いかと。(^_^)

 この映画、昭和34年の東宝作品です。制作本数1000本の記念作品であり、芸術祭参加作品だそうです。

 特撮は円谷英二です。(^_^)

 メインストーリーは倭建命ですが、途中、天石屋戸と八俣大蛇の話が挿入されています。主な配役は以下の通りです。

倭建命・須佐之男……三船敏郎(二役)
景行天皇……中村鴈治郎
倭姫……田中絹代
弟橘姫……司葉子
美夜受姫……香川京子

熊曽建・兄……志村喬
熊曽建・弟……鶴田浩二

相模国造……田崎潤

天照大神……原節子

天御中主神……左卜全
思金神……柳家金語楼
天児屋命……三木のり平
布刀玉命……加東大介
玉祖命……榎本健一
伊斯許理度売命……有島一郎
天津麻羅……小林桂樹
手力男命……朝汐太郎
天宇受女命……乙羽信子

奇稲田姫……上原美佐

語り部の媼……杉村春子

 今どきの学生さんは誰一人知らないでしょうね。残念です。

 高天原の神々、お笑いの人や軽妙な芸風の人が多いですね。戦後14年、日本神話を扱うのは、難しかったことでしょう。作り方次第で、右からも左からも責められそうです。

 心を打つような種類の作品ではないのですが、最後、亡き倭建命の魂が白い鳥になって空を飛んでいる姿を見たら、不覚にも涙が出そうになりました。

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コメント

これ、一度みたいと思っているのですがねえ・・・
今の映像技術からすれば、こんな作品もきっと面白いのが出来そうなんですけど、いろいろと難しいものがあるんでしょうかねえ・・・それとも、こんなのをしても売れないと思っているのか・・・
最近の書店における古事記関係の書物の占有率を考えても、そうじゃないと思うのですが・・・

三友亭主人さん

 神話を扱うのは難い部分もありましょうねぇ。でも、八俣大蛇あたりならばできそうですよね。

 特撮も今ならばリアルにできるでしょうしね。しかし、さすが円谷英二、CGもない時代に、そこそこの映像に仕上がっています。

 三船は、スサノオを演じるのは問題ないとしても、倭建命はあまりニンではないと思いますが、これまたそこそこに。熊襲を討つのに女装するところでは顔を隠していました。(^_^;

 皇国史観でもなく、神話や戦前全否定でもなく、もっと自由に日本神話と向き合えたらと思います。上代文学研究者はほとんど皆さん、純粋に神話を研究対象として考えていると思うのですが、世間では神話に対して偏見を持っている向きもあるようですね。

三友亭主人さん、皆さま

 大変に失礼しました。前の書き込み、自分の名前を書くべきところに「三友亭主人さん」と書いてしまいました。粗忽でいけません。

 なりすましではありません。(^_^;

 お詫び申し上げます。

 映画おもしろそうですね。ほとんどの方を知ってますが、朝汐太郎さんというのは、お相撲さんですか? 

 柳家金語楼さんの神様も、聞いたことないです。アマノウズメの乙羽信子さん、若い頃はそういう役の似合う女優さんだったらしいですね。

 ヤマトタケルの授業というのもおもしろそうですね。

しーちゃん

 ヤマトタケルの話の他に、天石屋戸と八俣大蛇とが組み込まれていますので、お得です。(^_^)

 朝汐は横綱まで行ったお相撲さんです。栃若の頃でした。柏鵬よりも少し前。胸毛が特徴でした。

 キャスティングされている名前を見て、昔々の赤っ恥エピソードを思い出しました。
 国語の時間、先生からあてられて「有島武郎」と答えるつもりでなぜか「有島一郎」と言ってしまいました。
 「それは喜劇役者」と、先生から即突っ込みが。(笑)

 ところで、画像の下の方のヤマタノヲロチ……キングギドラに見えるのですが。

朝倉山のオニさん

 そんなことがあったのですね。(^_^)
 若い頃には色々あります。(^_^)
 私も、思い出したくないことがあれこれ。(^_^; でも、今はウケればOKなどと思っています。♪

 キングギドラとのご指摘、鋭いです。どちらも円谷英二。「日本誕生」の八岐大蛇が、後年のキングギドラに繋がったと聞いたことがあります。

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