富岡製糸場の建物、国宝に指定へ
NHKのニュースに依れば、今日開かれた文化庁の文化審議会が、富岡製糸場内の3つの建物を新たに国宝に指定するよう、文部科学大臣に答申したとのことです。
これまで、富岡製糸場は国の史跡には指定されていたのですが、今回、施設内の建造物が国宝に指定されることになったわけです。
これらの建物は、木造の骨組みに、れんがを積み上げた木骨煉瓦造といわれる造りで、明治初期の日本が独自に開発した和洋折衷の構造だそうです。
実は、群馬県には山上碑、多胡碑、金井沢碑という古代の石碑が3基、それぞれ国の特別史跡に指定されているものの、国宝は1件もありませんでした。これでやっと群馬県内にも国宝が誕生する運びになります。
折しも最近入手したタオルです。(^_^)
記事とは関係ありません。
同封されていた解説です。
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やっと国宝誕生ですね。おめでたい!
以前、さきたま古墳の博物館に行ったとき、「群馬の国宝は?」と聞かれ、う~ん・・・でした。武人埴輪はじめ、発掘した人が東京にみんな持って行っちゃったのよ・・・と言っても、しょうがないし、ね。
次は、上野三碑かな。万葉集東歌の多い群馬西南部がますます注目されるといいですね。
投稿: しーちゃん | 2014年10月18日 (土) 06時17分
しーちゃんさん
県内に国宝が1件もないというのは寂しい状態でしたね。国宝は全部で1000件以上もあるというのに。
でも、特別史跡は全国で60件ほどしかなく、その面々は、三内丸山遺跡、登呂遺跡、安土城跡、姫路城跡、キトラ古墳、高松塚古墳、石舞台古墳、藤原宮跡、平城宮跡、厳島、大宰府跡、吉野ヶ里遺跡などといった錚々たるものです。
国宝よりも特別史跡の方がエライとも言えましょう。その60件ほどの中に上野三碑がそれぞれ含まれているというのはすごいことだと思います。
上野三碑、セットで世界文化遺産を目指してもおかしくないような。
投稿: 玉村の源さん | 2014年10月18日 (土) 08時35分