« 精密な七支刀ネクタイピン | トップページ | 対比:七支刀 »

2014年10月19日 (日)

満徳寺の『親父の小言』展

 こんなチラシが回ってきました。群馬県太田市の満徳寺資料館でこのような展覧会が開催されています。
Oyajikogoto01
 満徳寺は、鎌倉の東慶寺と並んで、江戸幕府から公認されたただ2つの縁切り寺です。

 『親父の小言』というのは、恥ずかしながら知りませんでしたが、ネットで検索すると、画像がいろいろと出てきます。処世訓のようなもので、これを書いた湯呑み、額、手ぬぐいなど様々なグッズが販売されているようです。

 この『親父の小言』は、福島県浪江町の大聖寺の昭和3年版45ヶ条が起源とされていたそうですが、昨春、法政大学講師の小泉吉永氏がネットオークションで嘉永5年版を入手されたそうです。こちらは、昭和版45ヶ条の内容全てを含む81か条からなっているとのことで、昭和版の祖本ですね。

 さらに吉永氏は成田山仏教図書館に明治元年頃の版(こちらも81ヶ条)があるのも確認したそうで、今回の展覧会にはこの3本が一堂に会しています。
Oyajikogoto02
 ネットオークションもなかなか侮れません。いえ、全く侮っていません。ネットオークションはワンダーランドです。(^_^)

 81ヶ条に中には次のような項があります。
「朝早く起きろ」
「人に恥をかかせるな」
「人を羨むな」
「恩はどうかして返せ」
「子供の頭を打つな」
「人には貸してやれ」
「生き物を殺すな」

« 精密な七支刀ネクタイピン | トップページ | 対比:七支刀 »

史料・資料」カテゴリの記事

コメント

興味深いお話をありがとうございます。

『親父の小言』は最近メディアで話題だそうですが、全く知りませんでした。世間に疎い……。

昭和3年版をお書きになった大聖寺のお父様の出身地を存じあげないので、推測の域を出ませんが、「~てやれ」などという文末表現は江戸ことばによく見られるような気がしました。福島方言(大きく東中西と3系統に分かれると聞いたことがありますが)によくある文末表現ではないように思います。

嘉永5年版は神田で刷られたもののようですが、江戸ことばなら納得できます。こういう資料がまだ埋もれているんですね。

源さんの後輩さん

 私も、「親父の小言」が話題になっていることは全く知りませんでした。

 今回の発見で、タネ本が幕末までさかのぼることが判明したわけですから、貴重ですね。

 今後、またさらにさかのぼれたら良いですね。

 いやぁ、ネットオークション、素敵です。(^_^)

往来物倶楽部の小泉です。嘉永板『親父の小ごと』の発見者で、今回の満徳寺資料館の展示をプロデュースしたものです。上記のチラシも私がデザインしました。ご紹介くださり、ありがとうございました。展示は先日終了しましたが、本日、拝見したので書き込みさせていただきました。

小泉吉永さん

 コメントをありがとうございます。また、当ブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 嘉永版『親父の小言』の発見者の方からコメントをいただけるとは、思いがけないことでした。貴重な発見と存じます。

 ポスターもデザインされたのでしたか。

 制作者の方に無断で載せてしまって済みません。ポスターやチラシは広報を目的としたものですので、まあいいかという甘い考えで。

 ご海容賜わりますれば幸いです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/595051/60512891

この記事へのトラックバック一覧です: 満徳寺の『親父の小言』展:

« 精密な七支刀ネクタイピン | トップページ | 対比:七支刀 »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

ウェブページ