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2014年9月28日 (日)

富岡で出前講座

 今日は富岡で出前講座をしてきました。

 「富岡学 第22回公開講座 兼とみおか市民大学校公開講座」というもので、これは、富岡のことを深く知ろうという講座です。富岡製糸場世界遺産登録に浮かれることなく、地に足が着いた立派な活動と思います。

 今日の私のテーマは、「富岡の万葉集「真金吹く丹生」」というもので、新ネタです。

 レジュメはこちら。すみません。地図など入れたので、1.3MBほどあります。

 万葉集東歌に、「真金(まかね)吹く丹生(にふ)の真朱(まそほ)の色に出て言はなくのみそ吾が恋ふらくは」(三五六〇)という歌があります。未勘国歌です。確かに、丹生郡、丹生郷、丹生神社、丹生川上神社などはあちこちにありますので、どこの国と決めがたいのですが、木簡、和名抄、延喜式神名帳で見る限り、東歌の範囲にある「丹生」は、上野国甘楽郡丹生郷しかありませんので、富岡市の丹生と考えて良いと思います。

 富岡市に丹生神社という神社があり、その境内には昭和11年に建った万葉歌碑があります。今日の会場は、その神社からほど近い丹生小学校の体育館でした。

 この富岡学の会場は定まっていません。今日の話は丹生の歌がテーマなので、あえてこの小学校が会場に選ばれたものと思います。なかなかきめ細かいです。

 その万葉歌碑、かねてから写真に収めたいと思っていたのですが、あまり交通が便利な地ではありませんので、行きそびれていました。ところが、今日は駅まで車で迎えに来てくださるというので、途中、その神社に寄って頂きました。会場の丹生小学校へ行く途中ですので、そうご迷惑は掛けなかったと思います。
Nifukahi
 そこで撮った写真は、さっそく講演の際に、プロジェクターでスクリーンに映しました。講演の30~40分前に撮った写真を講演で使うというのは初めてです。すごい泥縄。(^_^;

 講演は熱心に聴いてくださり、終了後、多くの方々からご質問を頂きました。熱意を感じました。

 送迎してくださった車のドアにはお富ちゃんが。(^_^)
Otomichan
 今日は「真朱」の歌に因んで、赤いネクタイをして行きました。柄はもちろんぐんまちゃんです。(^_^)

 出前講座はやはり緊張します。夕飯の時に、先日のゆず酒を飲みました。ほろ苦いというより、結構甘かったです。口当たりが良く、おいしく頂きました。♪

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コメント

富岡は「地元の歴史を知る」内容の市民大学講座やってるんですね。テレビに出る人ばかり呼ぶよりよほど、いいです。さすがです。レジュメ、印刷して読ませていただきます。ありがとうございます。

 この歌の地元だと町をあげて主張し、宣伝してる他県の場所もあるんですね。富岡の歌だという説得力があって、嬉しいです。リズムもあって、いい歌です。

 「にゅう」小学校や「にゅう」神社は、一宮貫前神社の奥ですよね。丹生神社の裏手が丹生川で、ここで、砂鉄だか辰砂が取れたんですね。丹生神社の呼び名も、群馬・埼玉の県境では、「にう」「にぶ」「たんしょう」「たんじょう」と、さまざまです。

 

 

一仕事終えられた後の「ゆず酒」・・・さぞや格別のお味だったかと思います。
それにしても、かねてから恋焦がれていた(笑)、この歌の歌碑を撮影する機会があってよかったですね。
偶然とはいえ、いくつもの偶然が積み重なってかような機会が生じたものかと思います。
思い続ければ・・・なんとかなるもんですね。

しーちゃんさん

 レジュメを印刷して読んでくださるとのこと、ありがとうございます。今回のは結構詳しく文章として書いた部分も多いので、お読みいただければおよその内容はご理解いただけると思います。

 本当にその地かどうか分からないのに、その可能性があるというだけで(可能性は結構低くても)万葉歌碑を建ててしまうところもありますよね。丹生の場合は可能性は高そうなので、幸いです。

 ただ、この歌、類歌があるんですよね。

 a真金吹く 丹生の真朱の 色に出て 言はなくのみそ 吾が恋ふらくは(3560)
 b白真砂御津の埴生の 色に出て 言はなくのみそ 吾が恋ふらくは(2725)

 aの歌はbの歌の改作と思います。そんな点は、地元の人にしてみれば残念だったかもしれません。こんなことはわざわざ言わなくても良いようなものですが、「富岡学」と「学」を名乗っている以上は、プラスもマイナスも一切ひっくるめて知って頂くべきと考えて、触れました。

 はい。場所は貫前神社の奥です。

 名前の読み方が変わってしまうことってありますね。「丹生」が正しく読めなくなって、変わってしまうのですね。八高線の駅に「丹荘」ってあるのは、えきめいとしては「たんしょう」でしょうか。地名としては本来は「たんのしょう」でしょうけど、あれなどもさらにさかのぼれば丹生(にふ)なのかもしれませんね。地名は奥が深いです。

三友亭主人さん

 はい。ゆず酒、お預けにしていたのをやっと呑めました。(^_^) おいしかったです。♪

 歌碑は、恋い焦れていたというわけではないんです。(^_^; 資料映像として所持していたいという思いでした。

 怠け者で、なかなか行けなかったのが、思いがけなくもこの神社のすぐ近くで講演があることになり、労せずして撮影できました。怠け者にも偶然の恩恵はあるものと、ありがたく思っています。(^_^;

三友亭主人さんのおっしゃる通り、昨日、早速私もプリントして読ませていただきました。パソコンで長文を読むのは難しゅうございますしね。(但し、プリントは字が小さくて読みづろうございました。私のパソコン技術が拙のうがざいますので・・・)万葉集は宝箱だなぁ!!古代のことがいろいろ解けるのだなぁ!!とてもたのしく面白く読ませていただきました。もっとも、宝探しは誰にでも出来るものではないのですけれど・・・  ありがとうございました。

ごめんなさい。プリントするとおっしゃたのは三友亭主人さんではなく、しーちゃんでしたのね。しーちゃんごめんなさい。先生ごめんなさい。そそっかしい・・・がばれちゃいました。

万葉子さん

 レジュメを印刷してくださったとのこと、ありがとうございます。

 字が小さくて済みません。(^_^;

 国際規格を無視してB4で作りましたので、ひょっとしてそれをA4でプリントすると、確かに字が小さいと思います。私のプリンターも、今使っているのはA4までしか印字できませんので、いつまでもB4サイズにこだわっていてはいけないと思うのですが、慣れのせいか、程良いサイズなもので、ついB4にしてしまいます。

 今後はA4で作ることも検討します。

 万葉集が宝箱というのは、確かにそうかもしれませんね。4500首も収めてあれば、いろいろな歌がありますよね。

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