またまた『歴史読本』
この雑誌の宣伝ばかりしているようで、気が引けますが、またまた古代特集でした。
今回は卑弥呼。「徹底検証! 9人の卑弥呼」という題のもと、卑弥呼の正体に関する9つの説を詳説しています。もっとも、卑弥呼=天照大御神の場合は、卑弥呼の正体が天照大御神というより、天照大御神の正体が卑弥呼ということになりましょうが。
こうして9人の神名・人名等を並べてみると、邪馬台国が畿内であったのか九州であったのかが決まると、残るもの・消えるものに分かれますね。
纏向遺跡で、今後さらに有力な遺跡や遺物が発掘されるのか、それとも九州で劇的な発見があるのか、興味は尽きません。
狗奴国も、熊襲と関わるのか、熊野と関わるのか、はたまた毛野と関わるのか、ナゾがいっぱいですね。
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>邪馬台国が畿内にあったのか、九州にあったのかがきまると・・・
もちろん、私は纏向周辺じゃあないか(纏向だけではなく)という説(そんな立派なもんじゃないか)にたっておりますから、畿内説に落ち着いてほしいとは思っていますが、それが決まってしまうと楽しみが無くなってしまうのでねえ・・
纏向からは今後もいろいろなものが出てくる予定(笑)ですが、なにせ今も人が住んでいる場所がほとんどですからねえ・・・時間がかかると思います。発掘に携わっている人たちは、昔からここは人が住みやすい場所だったあかしだとはおっしゃっておられますが・・・
投稿: 三友亭主人 | 2014年6月 1日 (日) 09時20分
三友亭主人さん
コメントをありがとうございます。
確かに、確定して欲しいような、欲しくないような、微妙なものがありますね。(^_^)
昔から人が住みやすい場所で、今も人が住んでいるとなると、なかなか発掘は進みませんね。
邪馬台国よりは大分時代が降りますが、上野国の国府と推定されている地(宮鍋神社という神社があります。「宮鍋」=「宮の辺」か?)も住宅地なので、全く発掘されていません。本当にこの地がそうなら、木簡などの出土も期待されるのですが……。
投稿: | 2014年6月 1日 (日) 13時29分