アイスクリームの作り方
またまた例の料理本です。ちょっと引っ張りすぎ。(^_^;
日々の献立の他に、デザートの作り方も載っています。その中にアイスクリームもありました。記述はこの先まだ続きますが、ここまでで一応アイスクリームは完成します。
家庭用の電気冷蔵庫はまだない時代でしょう。氷に塩を混ぜて0度以下の低温を作り出していたのですね。興味深いのは、普通に「アイス・クリーム器」という言葉が出てくることです。結構普及していたのでしょうかね?
アイスクリームを市販したくても、業務用の冷凍庫はまだないか、普及していない時代だとすれば、意外とアイスクリームは買ってくる物ではなくて、家で作るものだったのかなぁ、などとも考えました。
「文火」に「とろび」というルビの付いているのに目が留まりました。「とろび」を「文火」と書くのですね。恥ずかしながら知りませんでした。歳を重ねても知らないことだらけ。(^_^;
なぜ「文火」と書くのか、不思議に思いました。何か書いてあるかと思い日国を引いてみましたら、『養生訓』の例が引いてありました。「*養生訓〔1713〕七「文火とはやはらかなる火也。武火とはつよき火なり」」。
「おお!」です。
なるほど。説得力を感じますが、どうでしょうかね? 次から次へと知らないことだらけ。(^_^)
« ぐんまちゃんダンス県庁バージョン | トップページ | 文火 »
「史料・資料」カテゴリの記事
- 明治37年の「因幡の兎」(2025.01.19)
- 「ハナ ハト マメ マス」(2025.01.15)
- 長音表記&リンコルン(2025.01.14)
- 広瀬中佐の評価は(2024.11.24)
- 老農船津伝次平(2024.11.23)
新しいページをありがとうございます。
「文火」、初めてみました。広辞苑では「ぶんか」「ぶか」の音読みで出ていました。「文武」で対応させるのも興味深いです。
「たらば」の「ば」、「適宜に」の「に」など、今はあまり見ない使われ方がありますね。
それにしても手作りアイスクリームとはおしゃれなデザートですね。
投稿: 源さんの後輩 | 2014年5月28日 (水) 03時46分
源さんの後輩さん
コメントをありがとうございます。
「文火」は音読する場合もあるのですね。今はもう普通には使われませんよね。大正時代には普通に使われていたのでしょうかね。
大正というと親が生まれた時代なので、そう大昔という気はしませんでした。高校生の頃、「明治100年」なんていう言葉もありました。それが、いつのまにやら時は流れて、もう大正元年からは100年ちょっと経ってしまったのですね。
言葉も生活も、変わらないものもあれば、変わったものもあり、様々ですね。
投稿: 玉村の源さん | 2014年5月28日 (水) 06時59分