絵はがき「大和と萬葉集」1
「大和と萬葉集 第二輯」という絵はがきを入手しました。入手先はまたまたネットオークションです。
6枚入りで、それぞれの裏側(というか表側ですね。切手を貼る側)には1首ずつ万葉歌が書いてあります。選者は佐佐木信綱博士です。絵は高橋史光画伯。この方は存じ上げず、ググってもあまり情報は得られませんでした。
紀元二千六百年の紀元節の日に記したという佐佐木博士の識語がありますので、昭和15年の発行と思われます。
まずは袋です。
そして、三輪山:みもろつく三輪山みればこもりくの初瀬の檜原おもほゆるかも
香具山:久方の天のかぐ山此の夕べ霞たなびく春立つらしも
二上山:うつそみの人なる吾や明日よりは二上山を兄妹(いろせ)と吾が見む
大和の風景は日本画が似つかわしく思います。
歌の表記は、絵はがきに記されているままとしました。絵と歌とはリンクしているようですね。
小出しにする訳ではありませんが、残り3枚はまた明日。
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はじめまして。突然のコメント、失礼致します。実は、私、高橋史光の孫です。おじいさんの絵を喜んでいただき、感謝しております。高橋史光は、京都で活動した日本画家(四条派)で、菊池契月の弟子です。
投稿: | 2014年2月25日 (火) 15時02分
はじめまして。コメントを戴き、ありがとうございます。
高橋画伯のお孫さんでいらっしゃいますか。このブログを見て戴き、ありがたく存じます。載せた甲斐がありました。(^_^)
どの絵もとても素敵で、味わいがあります。京都で御活躍でいらしたということは、奈良方面にもしばしば行かれていたのかもしれませんね。
良いものを入手できて嬉しく思っています。大切に致します。
投稿: 玉村の源さん | 2014年2月25日 (火) 15時18分
はじめまして、高橋史光画伯を検索していたらこのページに辿り着きました。私の実家は戦前より大阪船場で呉服商を営んでおりました。今では商売はしていませんが、当時の主人(祖父)は史光画伯を支援していたようで、また多くの絵を遺してくださっています。私も小さい時から画伯の絵を見ていましたが、このブログを見つけて、改めて80歳の母(その時は「こいとさん」)に尋ねてみると母曰く「史光さん」の事を良く覚えておりました。泊まり込みで制作されていた事もあったそうです。
家の改築の際に六曲一双(金地松鶴・四季草花図)は手放してしまいましたが、実家では今でも二曲一隻、金閣寺遠景や掛け軸など四季に合わせて楽しんでいます。
玉村の源さんを通して、史光さんのお孫さんに伝われば幸いです。
投稿: 宝塚市の小野 | 2016年1月 2日 (土) 20時56分
宝塚市の小野さん
はじめまして。
当ブログをご覧くださいましてありがとうございます。また、わざわざコメントを戴き、大変に嬉しゅうございます。
お祖父様が高橋史光画伯を支援なさっていらしたとのこと。ご実家の作品も貴重ですね。四季折々に楽しまれていらっしゃるというのは、史光画伯にとっても嬉しいことと存じます。
ネットオークションで求めた絵はがきのことをアップしたら、全く思いがけなく史光画伯のお孫さんのお目に止まり、これもご縁と感じていましたら、今またこうしてゆかりの方からコメントを戴くことになって、驚きもし、嬉しくも思っています。
画伯のお孫さんとは、このブログでのコメントのやり取りをしたのみで、メールの交換などには到りませんでした。いつかまた、画伯のお孫さんがふらりと訪れてくださって、小野さんのコメントを見てくださることを願っています。
ぜひ、それが実現しますように。
投稿: 玉村の源さん | 2016年1月 2日 (土) 21時11分
早速のご返事をありがとうございます。いつの日か、お孫さんの目に留まることを祈っています。合わせて、玉村の源さんの今後益々のご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。
投稿: 宝塚市の小野 | 2016年1月 6日 (水) 23時55分
宝塚市の小野さん
ご丁寧なご挨拶をいただき、ありがとうございます。
本当に、いつかお孫さんがここを再訪してくださるように願っています。
投稿: 玉村の源さん | 2016年1月 7日 (木) 00時59分