群馬は世界最後の魔境!?
こんな本を見かけて、思わず買ってしまいました。タイトルは、『"世界最後の魔境"群馬県から来た少女』です。
ライトノベルを買うのは初めてです。(^_^)
カバー裏にあらすじが書いてあります。
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「群馬県から来た少女」コヨトルが、物語の主人公・羽柴グンの通う東京の学園に転校してきた。その目的は、世間に「田舎だ」「秘境だ」と言われ続けている群馬県による世界支配だという。誰もが絶対無理だと思うのだが、コヨトルは故郷群馬のために決心を変えず、群馬によるさまざまな世界支配計画を開始し、次々に騒動を巻き起こしていく。やがて舞台は群馬県へと移り、かつて世界を破滅させたという邪神「群馬王」の復活をめぐる大バトルが勃発してしまう……!
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群馬は"世界最後の魔境"だったのですね。(^_^;
このあらすじのあとに、一応お断りが付いています。
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※この物語における「群馬県」については、インターネット等において言われる「ものすごい田舎。田舎を通り越して秘境」というイメージを誇張したものであることをあらかじめお断りしておきます。群馬県の人、怒らないで!
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作者が群馬県出身者ならば、自虐本ともいえましょうが、そうではありません。(^_^;
で、この本には群馬県が協力しています。カバー表にはぐんまちゃんが描かれていますし、奥付にも群馬県の協力が明示されています。
群馬県庁、「いわれ無き偏見だ!」とか、「差別を助長する!」なんてことは言わないばかりか、協力までしちゃっています。なかなか太っ腹ですね。♪
この本は、高崎駅構内の書店の目立つところに積んでありましたし、県庁の「県民センター」の群馬本コーナーにも置いてありました。
誠に鷹揚な県です。(^_^)
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これまた、すごい本ですね~。
群馬は、「世界最後の魔境」だったのですか。しかも「日本」規模ではなく「世界」規模!
群馬県出身の私といたしましては、群馬のどの辺が「魔境」チックなのか知りたいところです。
表紙の写真からみると、草津白根の湯釜が舞台になっているのかしら?
ダルマや焼きまんじゅうなどのアイテムも出てきそうですね。
また、邪神「群馬王」って、どんなのでしょう?
いきなり「ぐんまちゃん」の姿をしていたらオモシロイのですが(笑)
ちなみに、「パズドラ」のキャラクターにも群馬関連のものが色々出てくるのですよ。
息子が、「これ、ゲットしたドラゴンだよ」と見せてくれたのですが、何故か群馬関連のものが色々と…。
神タイプに、その名も「ぐんまけん」というのがあります。ズバリ、群馬県のフォルムです(笑)
これが「超ぐんまけん」に進化すると「鶴」になります(笑)
攻撃タイプの「だるま」が進化すると「超だるま」となって、だるまが燃えてます。
ほかにも、
「嬬恋キャベツ」→(進化)→「超嬬恋キャベツ」とか、
「下仁田ネギ」→(進化)→「超下仁田ネギ」とか、
「下仁田こんにゃく」→(進化)→「超下仁田こんにゃく」などあります。
下仁田こんにゃくになると、こんにゃくが手にカラシを持ってます(笑)
群馬、がんばれー!
投稿: のりすけ | 2014年1月27日 (月) 09時26分
当該本のご紹介ありがとうございました。
思わず一気よみしてしまいました。
六條院日記に感想をのせておきました。
インカの神話と群馬の民話を群馬の県形に重ね合わせ
各種先行作品のオマージュを盛り込みつつ
さりげなく「県」の抱える問題を仕込ませて
ハチャハチャドラマに仕組まれていた点、
群馬県なりにはなかなか良い作品であると思います。
草津温泉を舞台に展開される
ぐんまちゃんからゆうまちゃんへの襲名のシーンが白眉でしょうか。
尾瀬を舞台とするファイナル・ステージのオールスターシーンもなかなかです。
先日、誕生の地を訪問した高山彦九郎主人や
昨年、末期の場所を訪れた国定忠治なども
思いがけない登場で、
群馬に縁結ばれていた自分を発見しました。
ダルマや焼きまんじゅうどころか
ご当地企業製品続出で
しかも登場人物のセリフがいかにもわざとらしく群馬県観光案内になっているあたり、
ハマります。
く、くまもん、諸国漫遊している場合ではない!
負けるな!
面白いラノベのご紹介、ありがとうございました。
投稿: 六條院惟光 | 2014年1月27日 (月) 21時10分
のりすけさん
何ともすごい本です。(^_^)
ぐんまちゃんの初代と二代との決闘シーンもあります。そのセリフがぐんまちゃんっぽくなくて、ちょっと違和感があったりしますけど。(^_^;
上毛かるたの読み札の内容が随所に出てきます。
「パズドラ」のキャラクターにも群馬関連のものが色々と出てくるのですか。その筋では群馬は人気なのですね。やはり魔境と呼ばれるべき下地はあったのですね。
不思議ですよねぇ。東京から高崎まで新幹線で50分くらいなのに。(^_^; ま、片品とか上野村とか、随分奥まったところはありますけど。
投稿: 玉村の源さん | 2014年1月27日 (月) 23時05分
惟光さん
早速にお読みくださった上、書評まで戴き、ありがとうございます。作品のポイントがよく分かりました。
この本を買って、パラパラめくっているときに、これは是非惟光さんに読んで頂きたく思った次第です。
六條院日記も早速拝見しました。
ありがとうございました。
折しも、高山彦九郎や国定忠治ゆかりの地を訪れられたところで、不思議なご縁ですね。
国定忠治といえば、捕縛された忠治が江戸に護送される途中、玉村宿に17日間留め置かれました。その時に、目明かしの柳澤佐十郎が、忠治の中風に同情し、その治療のためにアヒルの生血を飲ませたそうです。そのアヒルの供養のために建てられた「家鴨塚」というのが、県立女子大からほど遠からぬ地のお寺の境内にあります。
投稿: 玉村の源さん | 2014年1月27日 (月) 23時06分
ぐんまちゃん初代と二代との決闘シーン!?
うーん、どっちも弱そうなイメージですが…。
ぐんまちゃんっぽくない台詞って、どんなのでしょうね?
「貴様っ!」とか「遊びは終わりだ!!」とか言っちゃうのかしら(笑)
何故か「国定忠治」まで出てくるのですか。
昔むかし、父親に連れられて赤城の岩屋など見に行った幼い私は、
暗い洞窟の奥に忠治さんらしき人が見当たらなかったので
「今日は、お留守かな?」と思ったものです。
(アホすぎる…)
で、邪神「群馬王」というのは結局、何でしょう??
投稿: のりすけ | 2014年1月29日 (水) 20時52分
のりすけさん
群馬県民としては興味津々ですよね。♪
午年鳩サブレや、山形のくまモンなどなど、素敵な珍しいものをたくさん送って頂いていますので、ささやかなお返しにこの本をお送りしますね。
明日か、あるいは明後日に投函予定ですので、楽しみにお待ちください。(^_^)
投稿: 玉村の源さん | 2014年1月29日 (水) 21時35分