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2013年12月 4日 (水)

続:赤穂事件関係文書の展示

 11月28日、まほろぐに「赤穂事件関係文書の展示」という記事を載せました。宮内庁の図書寮文庫が所蔵している討ち入り関係の文書を公開するという話で、私はてっきり、実物も展示するし、それとともにネット上でも画像を公開すると理解しました。それで、「赤穂事件関係文書の展示」という題を付けました。

 ところが、12月2日付けのアサヒコムによれば、ネット上での公開のみで、リアル展示はない模様です。アサヒコムの必要箇所のみを引用します。

>宮内庁は、江戸時代の「赤穂事件」関連の古文書や図面など所蔵資料6点の画像を2日からホームページで公開する。……(中略)……

>宮内庁書陵部図書課は11月から、図書寮文庫で所蔵する資料の画像1万点や目録31万点のネット公開を始めた。今回は図書寮文庫サイトの「ギャラリー」ページに2日から約1カ月程度「忠臣蔵」関連画像6点を掲示。関連文書の目録は数十件が検索可能という。

>図書課では「皇室には宮廷文化以外にもさまざまな資料が伝えられている。今後もデジタル化して公開を進めたい」と話している。サイトはhttp://toshoryo.kunaicho.go.jp/

ということです。実物の展示については全く述べていません。

 一方、先日の記事の根拠とした読売オンラインの記事は次のようです。

>吉良邸囲む四十七士、資料ネット初公開…宮内庁

>皇室に代々伝わる古文書や絵巻物などを所蔵する宮内庁図書課図書寮文庫が、赤穂事件に関する資料を12月2日から初めて一般公開することになった。……(中略)……

>図書寮文庫では、古文書や絵巻物、写真などの古典籍39万点を所蔵する。これまで一般公開されていなかった今回の資料はデジタル画像化し、宮内庁のインターネットサイトで公開する。

というものです。

 こちらの記事で、「吉良邸囲む四十七士、資料ネット初公開…宮内庁」というのは見出しで、次の文からが本文になります。本文にある「12月2日から初めて一般公開することになった」という「一般公開」をリアル展示と理解してしまったのですが、この「一般公開」は見出しの「ネット初公開」を受けていたということのようですね。

 私の読解力不足と、「一般公開」といえばリアル展示としか思えなかった頭の古さが原因の誤読だったようです。

 読売オンラインの記事も少し言葉足らずだったという気はしますけど。(^_^;

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コメント

 11月28日の記事を見て、先日私もネットでニュースを検索しました。

 どこの新聞だったかは覚えていませんが、やはり私も実物展示もするものだと思い込んでおりました。

 ネット上の公開はあくまでも実物をデータ化したものの公開ということですよね。それを「一般公開」というのは、ちょっとぴんときません。と、自分の読解力のなさは棚上げして言ってみます。(笑)

朝倉山のオニさん

 あ、オニさんも実物の展示という風に思われましたか。

 よかった。 お仲間、お仲間。(^_^)

 「一般公開」といえば、やはり実物の展示をイメージしますよね。

 時代は変わりつつあるのかもしれませんが……。(^_^;

え?!展示ではないのですか?といまさらにツッコんでみる。

あの記事を読むと、「展示」と思ってしまいますよね。

それとも、あの記事を読んで「展示」と思う方が旧式なのでしょうか…。(^^;)

晴南さん

 あ、晴南さんもそうお読みになりましたか。お仲間です。♪

 同志が増えて心強く思います。

 アサヒコムの記事はネット公開だということが明瞭ですが、読売オンラインの場合は微妙ですよね。見出しに「ネット初公開」と書いてありますので、書き手はこれでこの記事全体がネット公開のことを述べているのだ、という理解なのでしょうね。

 それはちょっと勝手な判断でしょうね。一方、読み手の我々も勝手な判断をしていたともいえ、痛み分けですかね。

 書き手の意図を、誤りなく過不足なく読み手に伝えるというのはなかなか難しいことと、改めて感じました。

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