奈良名所絵図
ネットオークションで手に入れました。明治まで降るかもしれませんが、多分江戸のでしょうね。
中央上部に東大寺大仏殿が描かれています。右上には二月堂。側に良弁杉もあります。少し下に手向山。
右下には春日大社があります。左上には興福寺。実際の興福寺はもっと南ですよね。1枚に無駄なく収めるために無理して上に持っていった感じです。画面左下に猿沢池、中央やや左側の下の端に元興寺の塔が見えています。
地図全体で鹿は8頭描いてあります。飛火野に3頭、春日大社境内に3頭、猿沢池周辺に2頭です。鹿のお気に入りの場所は今もあまり変わりありませんね。(^_^)
左下、猿沢池あたりの拡大図です。池に魚が泳いでいるのが楽しいです。(^_^) 池の西にいる人、鹿に話しかけているのでしょうかね。それとも鹿にエサをやろうとしているのか。
右上に「やうきひノさくら」とあります。恥ずかしながら、これは知りませんでしたので、ググってみましたら、今も「楊貴妃の桜」というのがあるのですね。知らないことがいっぱい。(^_^;
左下に「是よりなら町」とあり、付近に「たるゐ丁はたこや」「いまみかどはたごや」とあります。現代の地図を見ると、今も猿沢池のすぐ西に樽井町、その南に今御門町ってありました。当時、このあたりには旅籠が集まっていたのでしょうね。
上端、左側の拡大図です。
「是よりてがい丁はたごや」とあります。手貝町も現存していますね。このあたりにも旅籠屋が多かったのでしょう。
転害門とおぼしき門が描いてあって、「かげきよ門」とあります。これまた知りませんでしたので、ググってみましたら、平家の残党悪七兵衛景清が頼朝の命を狙ってこの門に隠れていたのだとか。
この絵図が描かれたとき、「転害門」よりも「景清門」の方が通りが良かったのでしょうね。
この絵図、見ていて飽きないです。
昔のものは良い。(^_^)
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