新幹線の車中から撮影(2)
以前、「新幹線の車中から撮影(1)」と題して、渋川市の甲波宿祢神社の写真を載せました。そう遠からぬ先に(2)や(3)が載せられるかと思ったのですが、なかなか……。(^_^;
昨日、やっと高崎市の佐野の舟橋の歌碑を撮せました。
下は、地上(?)からの撮影です。向かって左が佐野の舟橋の歌碑で、表に万葉集東歌の佐野の舟橋の歌、ウラには「古道佐野渡」と刻んであります。建立者は良翁というお坊さんで、高崎市内に現存する延養寺というお寺の住職です。建立年は江戸時代後期の文政十年(1827)で、群馬県内の万葉歌碑としては1、2位の古さだと思います。
画面後方に新幹線の高架が写っています。それならば新幹線からも見えるはずと思い、撮影を志しましたが、町中にあるので、見つけるまでに難儀しました。
昨日、やっと撮影に成功しました。画面中央、やや下寄りにお寺の屋根が見えています。その斜め右下です。
といっても、分かりませんね。(^_^; 歌碑のあたりを拡大したのが下の写真です。
撮影データは、シャッタースピード1/1000秒、F3.2、焦点距離14.1mm(35mmフィルム換算で65.8mm)です。一応やや望遠撮影です。今後、さらなる望遠での撮影を目指します。
地上から見ていたときは、歌碑しか眼中にありませんでしたので、歌碑の隣の石碑はあまり気になりませんでしたが、こうして遠くから撮影すると、この石碑はかなり幅を利かせていますね。かつて佐野の渡しと呼ばれていたあたりに架けた佐野橋の竣工記念碑です。揮毫したのは地元選出の某元総理大臣です。長老として生存しています。
枯れた感じの歌碑に比べて、随分存在を主張しています。舟橋の歌碑よりも目立たないように、なんてことは全く念頭にないのでしょうね。
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コメント
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源さん
あ!3月にここに行こうとしています。
佐野の舟橋の故地ですよね。
投稿: 晴南 | 2013年11月 2日 (土) 20時41分
晴南さん
おお! 3月にいらっしゃいますか。じっくりと見ていってください。
はい。東歌の佐野の舟橋ゆかりの地です。ただ、川からは300mくらい離れています。川のほとりに建てれば良いように思いますが、洪水を恐れたのでしょうかね。
近くに、謡曲「鉢の木」の佐野源左衛門を祀った常世神社や、定家神社もありますので、ついでに、是非。
投稿: 玉村の源さん | 2013年11月 2日 (土) 20時51分