« ぐんまちゃんせんべい | トップページ | 群馬学連続シンポジウム »

2013年10月25日 (金)

桐生織展

 今日は群馬県庁の敷地内で仕事のある日でした。少し時間がありましたので、県庁のホールを覗いたら、桐生織展を開催していました。

 伝統的な手織りの他に、今は手書きの意匠図を画像処理してジャガート機という織機で織ることもしているそうです。というか、工業製品としてはそちらの方が主流なのかもしれませんね。

 下が意匠図です。方眼が引かれています。
Kiryuishozu01_3
 下は拡大図です。
Kiryuishozu02
 意匠図の右端は以下のようになっています。全部で9色あります。各段(横糸)それぞれについて、どの色が使われているのか、それをここに示しているのでしょう。
Kiryuishozu03_3
 上の意匠図をコンピューター処理して、下のような紋紙ができるようです。これをジャガート機に掛けると、布が織り上がるという仕組みなのでしょう。
Kiryumongami
 シャトルも展示されていました。古事記の天岩屋戸の段に出てくる「梭」ですね。
Kiryuhi

« ぐんまちゃんせんべい | トップページ | 群馬学連続シンポジウム »

群馬あれこれ」カテゴリの記事

コメント

桐生といえば,絹織物で有名ですよね。桐生織って,きれいです。
そういえば,群馬県は昔から養蚕が盛んですね。
群馬県内の中山道を歩いているとき,桑畑がまだ残されているのを,覚えています。

ところで,かつて豊橋でも製糸業が盛んでしたが,
豊橋の製糸業を盛んにした小淵志ちという人は,群馬県出身だったそうです。

萩さん

 はい。群馬は養蚕が盛んな地でした。私が群馬に住むようになった昭和60年頃は、勤め先のあたりにもたくさん桑の木が植わっていました。でも、その後、桑の木は急速に減って行き、今はもうほとんど見かけなくなりました。中山道沿いにはまだ残っているところがあるのですね。

 群馬県出身の小淵さんですか。オブチというと、群馬県出身の総理大臣、小渕恵三氏が思い浮かびます。ひょっとすると、オブチというのは群馬県に多い名字かもしれませんね。

上毛かるたの「き」は、「桐生は日本の機どころ」ですね。
ちなみに、
「ま」は「繭と生糸は日本一」で、「め」は「銘仙織り出す伊勢崎市」です。

私の母の実家は群馬県伊勢崎市でした。農家で、田圃・畑など敷地が広かったです。
田舎の農家なので屋敷も広く、母が子供の頃は屋敷の二階で養蚕をしていたそうです。
(畑には桑の木があり、子供の頃は桑の実をとって食べたそうです。)
女の子にとっては「蚕」はあまり気持ちの良いものではなく、
取扱う際に 手で触りたくなくてお箸を使おうとしたところ、親から
「御蚕様を箸でつかむとは、何事です!」と怒られたそうです。

繭になったあと生糸を取るために茹でるのだそうですが、母は
「その時はね、臭いがすごくて大変なのよ」と話していました。

祖母も母も、銘仙の着物を色々持っていましたが、箪笥にしまわれたままで…。
あれらは、どこにいったのかしら?

歴史的には、横浜港は生糸貿易が盛んだったところです。
そんな経緯があって、群馬県にはいまだに「横浜銀行」があるのでしょう。
確か、兄が勤める銀行の、道を挟んだ向かい側に、横浜銀行前橋支店があったはず…。
鎌倉に嫁いだ私は現在、横浜銀行を使っていますね~(笑)

ドラマ好きな玉村の源さん、『半沢直樹』はご覧になっていましたか?

のりすけさん

 群馬は本当に養蚕が盛んだったのですね。その頃のことがよく分かるお話しです。貴重な証言ですね。

 生糸関係の輸出品の多くは横浜から積み出されたのでしょうね。今、のりすけさんが同じ神奈川県内にお住まいというのも、ご縁ですね。

 うちのお墓は八王子にありますが、八王子も織物が盛んでしたね。霊園の近くにある織物関係の神社(といいますか小さな祀なのですが)の傍らに解説板があって、そこに群馬がどうとかいう文言が書いてあって、ご縁を感じたことを思い出しました。その解説板は写真に撮った憶えがありますので、見つかったらまた書きますね。

 「半沢直樹」は見ていませんでした。私、ドラマ好きなのではなくて、時代劇好きなのです。「あまちゃん」など、朝ドラを見ることはありますけど、例外です。(^_^)

八王子も織物が盛んでしたか。
群馬に八王子。玉村の源さん、ご縁がありますね!

たくさん録画をなさっているようなので、うっかり「ドラマ好き」と思ってしまいました。
大変失礼いたしました。
時代劇、歴史ものがお好きなのでしたね♪

歴史好きな玉村の源さん、
11月8日、9日に、東京大学史料編纂所で、史料展覧会が催されるようですよ!
私は、時間があったら土曜日あたり、行ってみようかと思っております。

のりすけさん

 八王子も織物が盛んだったようですよ。八王子から横浜への輸送には横浜線が使えますね。ほんと、八王子と群馬とが繋がっていたとは意外でした。

 あ、でも八高線ってありますね。鉄道は直結しているのでした。ただ、八高線にはまだ乗ったことがありません。

 東大史料編纂所で、史料展覧会ですか。あそこ、いろいろと貴重なものを所蔵しているでしょうからね。のりすけさんはお宅に貴重な古文書や古記録の実物が所蔵されているわけですから、史料には興味が湧くことでしょうね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 桐生織展:

« ぐんまちゃんせんべい | トップページ | 群馬学連続シンポジウム »

2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

ウェブページ