話が通じない
私の腕時計、電波時計で、秒針は気持ちよくぴたりと合っています。
ところが、分針がズレています。(^_^;
写真のように、秒針は0を指しているのですが、分針は41分と42分の中間あたりにあります。かねてから気になっていたので、今日、たまたま立ち寄った駅ビルの中にあった時計屋さんで修理を依頼しました。
分針がズレているだけのことと思いましたので、ガラス蓋をパカッと開けて、ピンセットかなんかで分針をちょいと直せばおしまいと思っていました。
ところが、その店では直せないので、メーカに持っていって分解修理になり、1万6000円だかなんだか掛かるというのです。意外な答えでした。
いろいろと話をしたのですが、怪訝な顔をされるばかりで、話が通じません。
私が腕時計を初めて買って貰ったのは中学校に入学する少し前でした。(今さら)歳がばれますが、40年以上前(というより50年近く前)のことです。自動巻ではなく、手巻きでした。防水でもありません。だから、自分で裏蓋もガラス蓋もナイフかなんかを使えば、パカッと開けることができました。長針も短針も指で引っ張れば外れましたので、自分で位置合わせをすることができました。
私はこういう大昔の記憶、経験で話をしたのですが、今どきの時計は全く違っているのでしょうね。防水上、素人が簡単に蓋を開けることなどできないということは分かっていましたので、時計屋さんに持ち込んだのですが、蓋の違いだけではなく、針も引っ張れば外れるとか、そういったレベルの仕組みではなくなっているようでした。
あとから思えば、相手をしてくれた店員さんは20代後半か、30代前半といった年頃でした。時計の蓋を自分で開けられるとか、ましてや針も自分の指でさし直せるとか、そういった時計は見たことも聞いたこともなかったのかもしれません。それで話がなかなか通じなかったのだと思います。
「昭和は遠く」です。
秒針は合っているので、修理には出さないことにしました。頭の中で30秒ほど進めて理解しなければなりません。もう慣れていますけどね。
センター試験のリスニングテストの時などが厄介です。
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最近の時計は構造も複雑になってきているんでしょうね。だから、街なかの時計屋さんの範疇が行って部分が大きくなってしまっているんでしょうか。私の場合も同じように分針がずれちゃって、調整しようにも竜頭が固まってしまいどうにもできなくって時計屋さんに持って行きました。
すると・・・この時計は完全防水の機密設計になっているので、解体して修理することはできないと言われ・・・もしメーカーに預けて修理すればっと提示された金額が、時計本体の価格を上回るものだったので、引き下がった覚えがあります。
もう、直しながらいろんな器具を使い続けるという文化は世に存在しないのでしょうかね・・・
投稿: 三友亭主人 | 2013年8月16日 (金) 06時12分
三友亭主人さん
三友亭主人さんも同じような経験をなさったのですね。
昔はテレビが故障したときなど、電気屋さんが来てくれて、その場で直してくれましたよね。電気屋さんはお医者さんのような感じでした。
今は、大体、メーカーに持って行かれて「基板の交換」ということになってしまいますね。
先日も、デジタル一眼レフの故障修理がやはり「基板の交換」になりました。基板のどこかほんの一部の故障でも、そこだけ直すというわけにはゆかなくて、基板丸ごとの交換になってしまうのでしょうね。
昔とは様変わりですね。
投稿: 玉村の源さん | 2013年8月16日 (金) 10時06分